今日の記事は、こんな人向け↓↓
- 実際のエントリーを見てみたい!
- エントリーするにあたり、どんな風に相場を分析しているか知りたい。
- トレードにエリオット波動を組み込みたい!
こんにちは!FX歴6年のヨシキです!
本記事では、実際の先出配信とエントリーの結果を紹介していきます。
相場の後出し解説では、どうとでも言えてしまいます。
しかし私は先出でエントリーポイントを解説しています。
本記事を見ることで、その時々の相場をどのように考え、エントリーに至ったかを肌身で感じていただけます。
また実際の結果から良かった点、悪かった点も解説していきます。
エリオット波動とは?
まず最初に、本記事のテーマにもあるエリオット波動について解説していきます。
引用:松井証券「エリオット波動とは?」
エリオット波動とはチャート理論の1つで、「相場波動は5つの上昇波と3つの下降波を基本としてひとつの周期が成り立っている」とする考え方で、
アメリカの投資家のラルフ・ネルソン・エリオットによって提唱された理論です。
基本的には3波が一番伸びやすいと言われています。
※もちろん例外はあります。
細かく見ていくと、エリオット波動は5つの形に区別されます。
5つの波形に関しては、複雑なため、今回は基本的な形の「インパルス」と「ダイアゴナル」のみ覚えていただければと思います。
「インパルス」と「ダイアゴナル」の違い
インパルスとダイアゴナルの違いは波の長さの違いです。
・インパルス:4波の終点が1波の終点を割り込まない
・ダイアゴナル:4波の終点が1波の終点を割り込む
上記だけ形として覚えておきましょう。
エリオット波動をどう使うの?
エリオット波動は、チャートの波形を見るものなので、単体でのエントリー根拠としては使えません。
- エリオット波動+ダウ理論
- エリオット波動+フィボナッチ・リトレースメント
- エリオット波動+グランビルの法則
などエントリーの根拠として使う組み合わせは多岐にわたります。
ダウ理論を組み合わせた使い方です。
3波が伸びやすいという特徴から、上昇トレンド2波の起点をブレイクしたタイミングでエントリーするパターンなどがあります。
また、フィボナッチリトレースメントを組み合わせた使い方では、
調整の下降3波が上昇波のちょうど61.8%戻しで下げ止まり、下位足で上昇転換のチャートパターン(逆三尊やダブルボトムなど)が出現したのでエントリーなどがあります。
今の相場は何番目の波の中にあるのか?
波の数から考えて、この相場はそろそろ終わりではないのか?
ということを常に考えることが重要です。
僕はエントリーポイントを探るうえでの大まかな指標として使用しています!
当初のドル円のシナリオ
2024年1月19(金)の相場分析です。
上記の画像はUSDJPY15分足です。
短期15分足レベルで一時的に調整の下落→再度上昇トレンドに入ってきています。
長期の4時間足でも逆三尊を形成後、上昇トレンドが続いており、高値更新をしたタイミングでした。
引き続き買い目線で、直近高値である148.270を高値更新したら買いエントリーを狙っていきたい通貨ペアです。(1月19日時点)
エントリー結果
2024年1月22(月)の相場分析です。
まず、前回の投稿では「ドル円を148.270で買いエントリー狙います」という話をしていました。
以下がその時の解説画像です。
上記のように、調整の下落→再度上昇トレンド発生を狙い、高値更新したタイミングで買いエントリーを狙っていました。
長期足、短期足ともに上昇目線でのエントリーになるので、MTF分析的にも方向感は合っていました。
エントリー発生も-20pipsで損切
実際に高値更新したタイミングで買いエントリーが発生しました。
損切りは148.07に設定していました。
その後、順調に上昇したのですが、下落転換してしまったためエントリー位置(148.27)で撤退するトレードとなりました。
トレードの振り返り
その後のドル円ですが、短期的な下降トレンドが発生した後、再度高値を更新していきました。
良かった点
今回のトレードにおける一番良かった点は「徹底した損切」ができたことです。
損切はトレードで資産を守るためには重要です。
当たり前のことなのですが、多くのトレーダーが損切ができずに相場から退場してしまいます。
長くトレードしている以上、負けトレードも必ず存在します。
そういった際にしっかりと損切できるかが、相場に生き残れるかのカギになります。
シナリオを立てる際は必ず損切を設定してトレードしましょう!
悪かった点
反省点としてはエリオット波動における調整局面を把握しきれていなかった点にあります。
必ずしも全てがエリオット周期に当てはまるわけではないので、使う際は注意が必要です。
今回のエントリーポイントを見てみると、きれいにエリオット波動を形成しているのが分かります。
エントリー位置も5波の終点付近でのエントリーでした。
結果的に調整波を形成してから、高値更新しています。
エリオット波動の5波付近では調整波が始まることを視野に入れたエントリーが必要でした。
最適なエントリーポイントとしては、調整波が終了してから買いエントリーしていくのがベストだったと言えます。
まとめ
以上が、ドル円のエントリーから決済までの流れになります。
-20pipsで損切となりましたが、許容損失内での損切なので、次に繋げていくことができます。
今回はエリオット波動を組み合わせることで、勝ちトレードにできた可能性があったので、学びとして振り返りをしました。
トレードにおいて、トレンドの端から端まで利益をとることはほぼ不可能に近いので、こうしたらよかったという考え方は、次回の反省として、トレードの精度を高めていくことが大切です。
皆さんもぜひご自身のトレードを振り返ってみてください!