こんにちは、ヨシキです!
今回は海外FXと国内FXのメリットとデメリットを徹底比較したうえで、初心者に国内FXがオススメの3つの理由について解説していきます。
「国内FXと海外FXの違いは何だろう?」
「国内FXと海外FX、初心者におすすめなのはどちらなの?」
これからFXを始めようとしている方で、そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、
- 国内FXと海外FXの違い
- 国内FX口座のメリット・デメリット
- 国内FXと海外FXの比較一覧
- 初心者には国内FXがおすすめな3つの理由
- 海外FXより圧倒的におすすめな3つの国内FX口座
について、わかりやすく解説していきたいと思います。
国内FXと海外FXの違い
国内FXと海外FXの主な違いとして押さえておくべきポイントは、次の6つ。
国内FX | 海外FX | |
---|---|---|
安全性 | ◎ 信託保全・金融庁ライセンス |
△ 分別管理 |
スプレッド | ◎ 0.1pips〜0.3pips(米ドル) 固定スプレッド制 |
△ 0.8pips~1.7pips(米ドル) 変動スプレッド制 |
レバレッジ | 最大25倍 | 数百倍〜1000倍 |
キャンペーン | キャッシュバックが可能 | 口座内のみで利用が中心 |
取引ツール | 独自ツール | MT4やMT5 |
入出金のしやすさ | ◎ | △ |
結論として、僕は国内FXがやはりおすすめですが、それぞれどう違うのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
国内FX口座の3つのデメリット
国内FXのデメリットは、次の3点です。
- 最大レバレッジが25倍
- MT4・MT5への対応
- 追証のリスク
最大レバレッジが25倍
レバレッジとは、少ない自己資金で数十倍~数百倍の金額の取引が出来る仕組みのことを言います。
レバレッジが高ければ高いほど、リスクも高くなりますが、少ない資金で大きな金額の取引が可能になります。
現在、国内FXのレバレッジは一律で最大25倍に制限されていますが、海外FXでは数100倍〜1000倍のレバレッジをかけることができます。
低いレバレッジしか掛けられないと、少額の資金から大きく増やすチャンスが減り、資金効率が悪くなります。
少額から資金を増やしたい人にとっては国内FXのデメリットとも言えますが、僕はリスクの高いハイレバレッジはおすすめしていません。
MT4・MT5への対応
FX取引を行なううえでどの取引ツールを選べるかは、相場を分析して利益を上げていく上で大事なポイントです。
現在、海外FXの多くがMT4・MT5に対応していますが、国内では一部の業者のみとなっています。
参考:MetaTrader5
MT4・MT5のメリットは、テクニカルな分析ができることです。
数多くのテクニカル指標やインジケータを自由に追加することで、チャート上で精度の高い分析ができるんですよ。
国内FX業者では、独自に搭載しているテクニカル指標でしか利用できません。
MT4・MT5と比較すると自由にカスタマイズができなかったり、自動売買ができないなどのデメリットがあります。
つまり、より精度の高い分析を行ないたい方や、自動売買をやってみたい方にとっては、国内FXの多くがMT4・MT5に対応していない点はデメリットと言えそうです。
追証のリスク
追証とは、『追加保証金』のこと。口座に預けている資金が一定以下になると、追加で求められる保証金のことです。
急な価格変動で強制ロスカットが間に合わないと、マイナス分をFX業者に支払う「追証」が発生することがあるんですよ。
海外FXではこの追証のリスクを防ぐために、『ゼロカットシステム』を採用しています。
ゼロカットシステムとは、口座の有効証拠金を上回る損失が発生した場合に、その損失分をFX業者が負担してくれる仕組みです。
海外FXではトレーダー保護のためにゼロカットシステムが義務付けられていますが、国内FX業者が顧客に対して損失補填を行うことが法律で禁止されているため、ゼロカットシステムの導入が難しくなっています。
ちなみに、過去に追証が多く発生した際に、ゼロカットシステムが効果を発揮した事例として、以下のような事例がありました。
- 東日本大震災
- スイスフランショック
- チャイナショック
- 南アフリカランド急落
上記のような大きな相場変動が起きた際に、例えばゼロカットシステムを導入している海外FXのXM(エックス エム)では、全ての口座でゼロカットを実施しています。
ゼロカットシステムを導入しているFX会社を利用すれば、どれだけ負けても損失は最大でも預けている証拠金であるということ。
追証が発生するほどの大きな相場変動というのは、過去数年に一度という頻度ではありますが、国内FX業者を利用する場合は、この追証というリスクが存在することは頭に入れておくべきポイント。
ただし、低レバレッジで堅実な取引を心がけていれば、大きな相場変動が発生しても、それほど大きな損失にはなりませんよ。
国内FX口座の4つのメリット
デメリットもありますが、国内FXにはそれらを上回る大きな魅力があります。
国内FXの4つのメリットについて、詳しく解説していきます。
- 高い安全性
- 狭いスプレッド
- スムーズな入出金
- 豪華な口座開設キャンペーン
高い安全性
国内FXは、
- 金融庁のライセンスを得て運営
- 顧客資産の管理方法として『信託保全』が義務付けられている
- 多くが上場企業
信託保全とは、顧客の資金が信託銀行で保全され、万一FX業者が倒産しても顧客に資金が返還される法的な仕組みです。
一方、海外FXは、
- 日本の金融庁の認可は受けていないので、何かあっても自己責任(無登録で金融商品取引業を行っているケースも…)
- 顧客の資産管理は分別管理
分別管理とは、会社の運営資金と顧客資産を分けて管理する方法で、顧客資産は大手銀行などに預けられています。
ただし、万が一FX業者が倒産した場合、資金の全額返金が保証されていないというのがデメリットです。
実際このような失敗談があります。
海外在住者でも口座が開けるFXCAST(極悪)を使っていましたが 途中でスカイプサポート完全無視、電話無視、メール無視、コールバック依頼無視、 こんな感じだったので全額出金手続きしました。 でもまだ私の銀行には反映されていません。 今日で3日目です。 スカイプサポートの最後のほうは(無視される前) 質問攻めにしちゃうと「ちょっと待ってくださいよ」とか なんかプロのサポートとは程遠い扱い・・・ 失敗しました。
というわけで、安全性についてはどう考えても国内FX口座に軍配が上がると僕は考えています。
スプレッドが狭い
スプレッドとは、FX取引における買値と売値の差のことで、取引のたびにFX業者に支払う実質的な手数料となります。
利益を出したとしても、スプレッドが広いと利益を圧迫してしまう可能性が高くなります。
実は、海外FXと比較して国内FXのスプレッドはかなり狭いのが特徴なんです。
例えば、平均的なドル/円のスプレッドで比較すると、
- 海外FX:0.8pips~1.7pips
- 国内FX:0.1pips〜0.3pips
※pips(ピップス)=価格の変動幅を表す、各通貨の共通単位
国内FXを利用することで、毎回の取引コストを抑えた取引が可能ということですね!
また、国内FXが『固定スプレッド制』を採用しているのに対して、海外FXのほとんどは『変動スプレッド制』を採用しています。
固定スプレッド制の国内FXではスプレッドが相場に左右されないため、思いがけないスプレッドによる利益の圧迫を回避できます。
一方、海外FXでは相場の状況によってスプレッドが変動するので、相場が大きく動く局面ではよりスプレッドが広くなりやすくなります。
相場が動く局面とは、たとえば…
- 重要な経済指標の発表の前後
- 突発的なイベント
- 流動性の低い時間帯(年始年末・クリスマス・早朝)
とかですね。
変動スプレッド制の場合、特に取引量の少ない通貨や流動性の低い通貨が不安定になりやすいので、スプレッドは広がる傾向にあるんです。
つまり国内FXより、海外FXのほうがスプレッドによる損失のリスクが高いということですね。
スムーズな入出金
「FX口座に入金したのに、なかなか口座に反映されない…」
「口座から出金したいのに、手続きが面倒くさくてなかなか出金できない…」
FXの初心者さん、入出金の方法でつまづく方が多いです;
結論から言うと、国内FXの入出金は海外FXと比べて非常にスピーディーで簡単です。
国内FXの場合、提携のインターネットバンキング口座からリアルタイムで取引口座への入出金が可能な業者がほとんど。
入出金の際の手数料を無料にしてくれている親切な業者も多いです。
海外FX業者の場合、海外の銀行や金融機関を経由した送金になる場合が多く、反映されるまでに2~5営業日ほど時間がかかるケースが多い。
また、日本語対応でも取引や入出金のルールが分かりにくいケースが多く、一定期間の日数を経過しなければ出金できないなどのルールもあるため注意が必要です。
FX口座への入出金にかかる時間・手間・手数料などを考慮すると、当然ですが国内FXの方がスムーズな入出金という点で軍配が上がりますね!
豪華な口座開設キャンペーン
「どうせFX口座を開設するなら、少しでもボーナスや特典が充実している業者から開設したい」
わかります!
実際、国内FXであれば取引量によって最大50万円のキャッシュバックとかもありますし、入金や友達紹介で特典があったりします。
海外FXの場合、仮に口座開設のボーナスがあった場合でも、口座から直接ボーナスを引き出せない仕組みになっていることが現状ほとんどなんですよね;
つまり、国内FXが現金のキャッシュバックを受けられるのに対して、海外FXでは引き出しの出来ない現金で、取引口座内で利用する必要があるということです。
海外FXのほうが圧倒的にお得、みたいなこともまったくないので、特に初心者は国内FXから始めるべきかなと思います!
海外FXより圧倒的におすすめな3つの国内FX口座
ここからは、初心者におすすめの国内FX口座3社をご紹介します。
海外FXよりも圧倒的におすすめな理由についても、詳しく解説しますね。
GMOクリック証券
GMOクリック証券は、利用者が多く信頼できる証券会社です。
取引手数料 | スプレッドのみ |
---|---|
取扱通貨ペア数 | 20通貨 |
最小取引単位 |
1,000通貨 (南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は10,000通貨単位) |
取引ツール | PC: ・はっちゅう君FXプラス ・FXツールバー ・プラチナチャート スマホ:GMOクリック FXneo |
入金手段 | クイック入金・銀行振込 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド | 米ドル/円(USD/JPY):0.2銭原則固定 ユーロ/円(EUR/JPY):0.4銭原則固定 ユーロ/米ドル(EUR/USD):0.3pips原則固定 |
特典 | 新規FX口座開設+お取引で最大550,000円キャッシュバック |
詳細 | GMOクリック証券の詳細を見る |
GMOクリック証券のメリットは、次の3つ。
GMOクリック証券のスプレッドを他社と比較すると、米ドル/円のスプレッドが特に低いのが特徴。
取引コストを抑えてFXを始めたい人にはぴったりな証券会社となっています。
PCであれば、はっちゅう君FXプラス、FXツールバー、プラチナチャートであったり、スマホであればGMOクリック FXneoなど豊富な分析ツールに定評があります。
たとえば「はっちゅう君FX」は、ワンクリック注文や画面のカスタマイズ、高性能な取引ツールの使用が可能です。
新規FX口座開設と取引通貨量に応じた取引で最大で55万円のキャッシュバックというのは、他社を圧倒する金額ですね。
松井証券FX
最小取引単位が1通貨で、圧倒的な低レバレッジで取引可能な松井証券FX。
少額からリスクを抑えて取引したい初心者にとっては非常に使いやすいFX口座となっています。
取引手数料 | スプレッドのみ |
取扱通貨ペア数 | 20通貨 |
最小取引単位 | 1通貨 |
取引ツール | 松井証券 FXアプリ |
入金手段 | クイック入金・銀行振込 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭~1.6銭 ユーロ/円:0.5銭 ユーロ/米ドル:0.4pips |
特典 | 2022年4月1日(金)~2022年6月30日(木)の期間にFX口座を開設し、対象通貨ペアを新規建で合計50万通貨以上(※)取引されたお客様を対象に、取引数量に応じてキャッシュバック(最大50万円) |
詳細 | 松井証券FXの詳細を見る |
国内FXの多くが1000通貨から1万通貨が最低取引数量となっていますが、松井証券のFX口座は最小で1通貨からの取引が可能です。
金額にして100円程度からの取引ができるので、初心者にとっては参入のハードルが非常に低いかなと思います。
松井証券FXでは、レバレッジを1倍~25倍までの4段階で自由に設定できます。
多くの国内FXでは1倍か25倍かの2択なので、自分に合ったレバレッジでリスクを抑えられるのは松井証券の魅力ですね。
松井証券FXでは業界最狭水準のスプレッド環境となっています。
時間帯によってスプレッドが開いてしまう変動スプレッド制のFX口座があるのに対して、松井証券FXのスプレッドは取引する時間帯を問わず固定。米ドル円の場合でだった0.2銭です。
DMM FX
英会話やゲームなどで有名なDMMですが、最近はDMM FXも人気が上がってきています。
取引手数料 | スプレッドのみ |
取扱通貨ペア数 | 21通貨 |
最小取引単位 | 1通貨 |
取引ツール | アプリ DMM FX STANDARD DMM FX PLUS 取引通信簿 |
入金手段 | クイック入金・銀行振込 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ユーロ/米ドル:0.4pips |
詳細 | DMM FXの詳細を見る |
DMM FXでは、LINEからのお問い合わせが可能です。
初心者がつまずきやすいFX口座の開設方法、入金方法、ログインの仕方、誤作動してしまった時なども、営業日であればLINEから24時間サポートしてくれます。
DMMFXでは、取引すればするほど貯まるポイント制度があり、貯まったポイントは「1ポイント=1円相当」で現金化が可能です。
ポイント保有ランクに応じて最大3倍のポイントが付与され、ランクによっても受けられるサービスに違いが出てくるので、取引すればするほどお得なシステムなんですよね。
入金手数料は無料で、平日・土日祝日も24時間入金が可能。
取引口座へリアルタイムに入金が反映されるクイック入金サービスが、約340の提携金融機関で利用できます。
まとめ
国内FXと海外FXでは、
- 安全性
- スプレッド
- レバレッジ
- 取引ツール
- 入出金方法
- キャンペーン
などについて、それぞれメリット・デメリットがあるため、これらを比較した上で、ご自身のレベルにも合わせて国内FXと海外FXを選択していくことが大切です。
ただし、初心者の方であれば、
- 信頼性、安全性が高い
- 取引にかかるコストが低い
- スムーズな入出金が可能
などの理由から、国内FXの利用がおすすめ!というお話でした。