今日の記事でわかる内容↓↓
- 2/19~2/25の1週間に市場で起きたことがわかる!
- 2/26~3/1の重要経済指標解説と予測
- ファンダメンタルズ分析を用いたシナリオ解説
こんにちは!FX歴6年のヨシキです!
FX取引においてはファンダメンタルズ分析はテクニカル分析に並ぶ、重要な分析方法です。
そんなファンダメンタルズ分析ですが、初心者のうちは何から見たらよいか、どういう意味なのか分からないことも多いと思います。
しかしファンダメンタルズ要素は、市場に大きな影響を与え、相場の流れを作っていると言っても過言ではありません。
本記事ではそんなファンダメンタルズ分析を初心者でもわかりやすく解説し、初心者ではなかなかできない、トレードへの活用方法とシナリオまで解説しています!
【2月19~2月23日要点振り返り】
先週1週間はアメリカ・FOMC議事録 01月、PMI(購買担当者景気指数・速報値) 02月など重要経済指標が発表されました。
アメリカ・FOMC議事録 01月では、FOMCで出てきた内容と大きく変わらず、利下げの早期化は慎重に行わなければならないという内容で、特にサプライズもなかったのでドル安での反応になりました。
PMIでは製造業PMIは、予想50.2に対し51.5、非製造業では予想52.1に対し51.3と製造業と非製造業で強弱入り乱れる結果となりましたが、総合値として見られるコンポジットPMIが予想51.7に対し、結果51.4(前回値52.0)と下振れしたことで一時ドル安での反応となりました。
しかし下落は一時的で、大きく動いても20pips程度と市場の反応としては限定的でした。
ドル円はしばらく高値圏での横ばいの動きが続いていますね。
今はインフレ率の分かる指標が特に注目される傾向にあるようです。
【今週の重要経済指標の解説と予測】※重要度★~★★★★★で記載
今週の重要経済指標の重要度(★1~★5)と内容を解説・予測しています。
特に★4つ,★5つの指標は注目度が高く、市場に与える影響も大きいので、要チェックです!ぜひ参考にしてみてください!
①2月27日(火)23:45 アメリカ・耐久財受注(速報値)1月 [重要度★★★★☆]
※耐久年数が3年以上と定義されている家具や家電などの新規受注額を各企業にアンケートした指標。企業の設備投資の先行指標として見られる。
伸び率が上がっていたら設備投資が盛んということことから、今後の経済成長の期待からドル高、鈍化していたらドル安での反応になりやすい傾向があります。
%改善でドル高
%鈍化でドル安
ということですね!今回は鈍化する予測が出ていますし、結果通りになればドル安での反応になるかと思いますが、一時的だと思います。
最近では、その他指標のインパクトが大きく、政策金利に焦点が当たっているので、そこまで市場に与える影響は大きくないような気もします。
②2月27日(火)24:00 アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数2月 [重要度★★★★☆]
※民間の非営利調査機関であるコンファレンスボード(全米産業審議会)が、アンケートを行い消費者のマインドを指数化したもの。似た指標ではミシガン大学消費者信頼感指数があるが、コンファレンスボードのほうが対象人数が多く、規模が大きいため注目されやすい。
今回、前回値をやや超えてくる予想になっています。
1月のアメリカの指標が強かったので、予想以上の上振れには警戒したい指標です。
③2月29日(木)22:30 アメリカ・PCEデフレーター1月 [重要度★★★★☆]
※物価を表す指数で、似た指標にはCPIがある。一般的に重要視されるCPIに比べて、調査対象となる範囲が広く、調査項目の入れかえもCPIより多い。また、CPIが消費者調査によるデータを基にしているのに対して、PCEデフレータは企業調査によるデータを基に算出される。
今回前月比では数値改善、前年比では鈍化という予想になっています。
少し複雑ではありますが、直近(前月比)では物価上昇が示唆されており、前年比と比べると鈍化傾向にはありますが、大きく下がっていないことから、物価指数の高止まりが予想できます。
よって予想通りの結果が出た場合は大きく上昇する可能性があるということです。
インフレに直結する指標だからこそ、注意が必要ですね!
④3月1日(金)24:00 アメリカ・ISM製造業景気指数2月[重要度★★★★★]
※アメリカの製造業350社の購買担当役員に対するアンケート調査を実施し、その結果を基に作成する景況感を表す指数。非製造と同様で50を分岐点に良い・変わらない・悪いの見方をされる。
予測としては、50を下回る49.4という予測が出ており、数字だけで見るとドル安材料です。しかし、前回値よりは改善ということで、読みづらい結果となりそうです。
金曜日の深夜ということもあり、乱高下する不安定の動きにもなりそうなので、結果を見て流れについていくトレードのほうが良いかと思います。
雇用の活発から上振れにも警戒したいところですが、151円台まで行くと、日銀の為替介入の警戒感も出てくる水準ですので、150円台引き続きもみ合いになる動きも視野に入れていきましょう。
【今後の方向感とシナリオ】
今週1週間の重要経済指標を解説してきました。
ファンダはあくまで相場の流れを把握するために使用し、大きく動くからと指標時の無理なエントリーは避けましょう!
ドル円の動向としては、しばらくは150円台付近でもみ合う動きが続くのではないかと考えています。
今週は特にPCEデフレーターがインフレに直結する指標なので、こちらの指標の動きには注意したいです。
テクニカルを組み合わせると、ドル円はレンジを形成しています。
ファンダ的な要素からもまだまだ円売りドル買いの流れは変わらないので、押し目買いスタンスで150.2~150.3のゾーンに注目します。
200EMAにもぶつかり、水平線も引けるラインなので、このゾーンで反転のサインが出た場合は上値も重いので20~50pipsを狙った短期的な買いを仕込んでいきたいと思います。