「最近、FXで勝てなくなってきた」
「スランプから抜け出せない」
「FXが難しい」
こう感じているあなたは、勝ちトレーダーが通る最後の扉に手をかけています。

副業トレーダー
こんにちは、FX歴6年兼業トレーダーのよしきです!
今日は、スランプを抜け出すために必要なステップ「FXが難しい理由」を解明し、勝ちトレーダーへの扉を開くお手伝いをしていきます!
今でこそ、安定して毎月100万円を稼いでいる僕ですが、ある時、負けが続くスランプを経験。
すっかりFXが難しいと感じるようになり、「FXが難しい理由は何なのか?」とネットで原因や対策を調べ、実践しては負け、を繰り返していました。
僕はスランプをチャンスと捉え、原因をとことん追求した結果、FXが難しい理由は心理的要因がとても大きいという事がわかりました。
そして根本的な原因を理解することで、スランプを抜け出し、これまで実践しても役に立たなかった知識が、大きく活きてきました。
- FXが難しい理由
- 失敗の原因と対処法
- 勝ちトレーダーへの7ステップ
この記事を読んで、勝ちトレーダーへの一歩を踏み出しましょう!
FXが難しいのはなぜ?スランプに陥ったきっかけ
僕がスランプに陥ったときに、FXが難しいと感じていた原因が以下のとおりです。
- 調べた対策が通用しないから
- 負けを繰り返すから
- 失敗の原因が分からないから
FXで、思ったような結果が出ないと、とてつもなく大きな壁を感じるときがあります。
FXが難しいと言われるのは、まさに、そんなシーン。
↓
「対策が機能しない」
↓
「原因が分からない」
このような負けのループを繰り返し、スランプに陥っていました。
まずはその原因を1つずつ解説していきます。
調べた対策が通用しないから
ネットや本で調べた対策を、何度試しても通用しない現実に、僕はFXの難しさを感じました。
FXが難しい理由として、ネットや本にあげられていたのは、
- 予想できない
- 精神的な強さが必要
- 経済的な専門知識の習得
- 正解がない
- 分析ツールが多い
など、お堅い情報が盛りだくさん。
正論のようですが、FXに取り組めば自ずと分かります。
そして、対策には
- 知識の習得
- デモで練習
- 検証と分析
- 損切の徹底
- 狙う時間軸、トレードスタイルの模索
とありました。
もちろん、全て試しましたが、最終的には返り討ちに。
期待していたような収穫は得られませんでした。

副業トレーダー
調べた対策や知識が通用しない!
これが、FXが難しいと感じ始めた背景です。
負けを繰り返すから
FXが難しい理由は、調べて講じた対策が通用しないというだけではありません。
負けを繰り返すのが、FXが難しいとされる理由といえます。
さまざまな検証の末、優位性のあるトレードで成果を出せていたとしても、なぜか最終的に負けを繰り返してしまうのがFXの恐いところです。
何度も何度も負けを繰り返すと、FXが難しいという気持ちが一気に高まります。

副業トレーダー
自分の手法や、ネットの情報、試せるだけの対策を講じても改善しない現状に、何度諦めかけたか分かりません。
失敗の原因が分からないから
失敗の原因が分かっていないことも、FXを難しくしている要因となります。
調べた対策や手法など、何を試しても最終的に負けてしまうのは、繰り返される失敗の原因を理解していないから。
考えても一筋縄では解明できない失敗の原因が、FXをさらに難しいものへと駆り立てているわけです。
つまり、失敗の原因を解明できれば、負ける確率を減らせるといえます。
スランプ脱出の足がかりとして、失敗の原因を根本から解明した結果、全ての失敗には、心理学的な要因があることを突き止めました。
目指せ!勝ちトレーダーまでに乗り越える7ステップ
失敗の原因を根本から理解できると、負けを繰り返す回数が少しずつ減っていきます。
同じ失敗を繰り返そうとした際に、自制が効き、冷静になれるためです。
さらに、失敗を減らすと、これまで学んできた知識と検証した手法が活きてくるでしょう。
僕がスランプを卒業し、勝ちトレーダーになるまでに、乗り越えてきた7つの失敗。
それぞれの失敗には、心理学的な理由があります。

副業トレーダー
全てのステップを理解したとき、失敗を繰り返さなくなり、スランプを抜け出すきっかけになりました!
失敗の根本にある心理学的要因は、以下です。
- プロスペクト理論
- レイクウォビゴン効果
- 確証バイアス
- 後知恵バイアス
- ギャンブラーの誤謬
- ザイオンス効果
- ツァイガルニク効果
上記にあげた心理学的な要因が、どのような失敗のときに起こっていたのか、対策を交えながら見ていきましょう。
損失を許容できていない(損切できない)
保有中のポジションに損失が出ても許容できない状態、つまり含み損にひたすら耐え続けてしまうのは、プロスペクト理論が原因となっています。
プロスペクト理論は、FXをはじめると必ずと言っていいほど、耳にするワードですよね。
具体的には、2つの心理現象で構成されています。
含み損に耐えてしまうのは、損失を回避したいという心理です。
また、1回のトレードで損失が確定したあとに、損失を取り返そうとむきになってエントリーする場合も同様で、どちらも損失を許容できていないための行動。
まさに、プロスペクト理論の罠にハマっている状態です。

副業トレーダー
含み損に耐えれば耐えるほど、損失は膨らむ一方。こんな経験を繰り返していました。
プロスペクト理論を乗り越えるための対策は、エントリーしたら利確と損切の位置を絶対に変えないことです。
と、よく言われますが、チャートを見ていると変えたくなりますよね。
そのため、以下の対策がとても有効です。
【対策】
エントリーしたらチャートを見ない!
トレード計画を立てた時点で、想定した利益か損失のどちらかは確定します。
あとは自分を信じるのみ。
チャートを見ると、ついチキン利確や損切り位置をずらすなどしてしまいます。

副業トレーダー
予定にないチキン利確や大きな損切りは、その後たいてい不利な方へ動くので、さらに取り返そうと泥沼化する原因になります。
もし、損失が許容できないなら、そのエントリーは見直しましょう。
以下の記事ではFXで破産する人の特徴を解説しています。損切できない人はこちらも参考にしてみてください。

実力を過大評価している
退場者が多いFXで、自分だけは稼げるという実力の過大評価は、レイクウォビゴン効果に起因しています。
FXで順調に収益が出てくると、このままFXで稼いでいけると錯覚している時期がありました。
自分を過大評価しすぎると、失敗が認められなくなり、先ほどのように損切ができなくなってしまいます。
そして理想を求め続け、ますます負の連鎖が加速していきます。
【対策】
検証、分析、知識のアップデートを怠らない!
負けていた頃にやっていた検証や分析、知識のアップデートは、勝てるようになっても手を抜くことなく常に続けること。
勝てるようになると、慢心からつい手を抜いてしまいがちですが、自分を過大評価しないためには、初心を忘れないことが大切です。
自分を過大評価するという慢心は、トレードには不要です。
たとえ、順調に収益が積みあがってきても、「謙虚にコツコツ」を繰り返すことです。

副業トレーダー
稼ぎたいという思いが強いほど、不思議と、結果は逆の動きを示します。
慢心を捨てると、エントリーが洗練されていきますよ!
都合の良い思い込みによるトレード
自分のポジションに、有利にはたらくような都合の良い情報だけを取り入れている場合、確証バイアスにかかっている可能性が高いです。
僕がやっているスイングトレードは、ポジション保有時間が長いため、トレンドの方向性が経済ニュースや指標によって左右されます。
負けていたときは、自分の利益方向に都合の良い情報だけを取り入れて、気持ちを落ち着かせていました。
明らかにトレンド転換のきっかけとなり得る情報を、都合よく見過ごしていたのです。
【対策】
あえて、反証となる情報から収集する!
自分の考えに意固地になりすぎると、反証の要素を取り入れられなくなります。
そんな時は、あえて逆の方向へ動く反証となり得る情報を、意図的に集めることで、シナリオの正当性を平等に評価できるようになります。
どちらの情報も平等に取り入れ、エントリー中であってもフラットな相場分析を心掛けましょう。
反対となる情報も取り入れ、シナリオとして想定しておけば、仮に逆行されても動揺することなく、落ち着いて対処できるようになります。
間違った過去検証
過去検証を重ねても成果がでないときは、後知恵バイアスにかかっている可能性があります。
トレードの精度をあげるためには過去検証が大切と言われています。
しかし、過去検証を間違えてしまうと、思うような成果は得られません。
過去のチャートを見ていると、理由付けが簡単で、いくらでもエントリーチャンスがあるように錯覚してしまいます。
それが、後知恵バイアスの罠です。
後から見るといくらでもエントリーできる気がしますが、実際の状況では、そう上手くいきません。
【対策】
過去検証よりも、リアルな値動きで経験を積むこと!
大切なのは、リアルで動いているチャートで、優位性のあるエントリーができることです。
チャートに理由付けすることではありません。
過去のチャートを見て、エントリーできていたと思うのは危険です。
あくまでも順番は、
「過去検証」→「リアルトレード」ではなく、
「リアルトレード」→「過去検証によるフィードバック」
この流れで、※PDCAを回し続ければ、エントリー精度が高まります。
※PDCAサイクルとは
Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のサイクル

副業トレーダー
スランプ中の人は、デモトレードでリハビリしてもいいかもしれませんね。
確率論を考慮しないトレード
値動きの偏りだけを見て、確率論を考慮せずにトレードを繰り返すのは、ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)です。
「買い」が続いているから、そろそろ「売り」が始まるかも。という考えは、確率論を無視しています。

副業トレーダー
僕も連日高値を更新していたタイミングで、そろそろ下がるだろうと「売り」を仕掛けては失敗、を繰り返していました。
【対策】
自分で決めたルールは絶対に守る!
例え、どれだけ買いが続いて「売り」が出そうと感じても、自分のルールで「買い」なら「売り」ではありません。
思惑でポジションを仕込みたくなった時ほど、自分のルールを守ること。
そこで負けたとしても、次も負けるとは限りません!
1回の負けに惑わされずに、ルールを守り続ければ、不要な思惑を打破できます。
値動きが起こるのは、主観ではなく確率論です。
相場に確率論以外の感想や希望を持ち込まないことで、相場をフラットに見るクセがつくとエントリーが改善しますよ!
その他、FXをギャンブルとしないための対策は、以下を参考にどうぞ!

情報による無意識の洗脳
テレビやSNSなどの経済情報に影響を受けている場合、無意識にザイアンス効果(単純接触効果)にかかっている可能性があります。
例えば、世間で円高が進行するという情報を耳にするようになると、無意識に円高方向にポジションを立てやすくなります。
意識しないようにしても、何度も耳にすることで、無意識に信じている状況です。
そして、世間や専門家が円高方向にいく、という情報を鵜呑みにして損失を抱え、何ともいえない焦燥感にかられることも。
【対策】
トレード計画を立てる場合は、他人の意見は一切聞かず、まずは自分で考える!
ザイオンス効果は、他人の考えを耳に入れないことで対処できます。
聞いたとしても、自分の方針が固まってからです。
もちろん参考程度に聞いているため、人の意見に流されることはありません。
先に人の意見を聞いてしまうと、自分で判断できなくなるため、結果的にザイオンス効果にかかりやすくなりますよ。
環境認識は、あくまでも自分の頭で考えるクセをつけましょう。
世間の考えが必ずしも正しいというわけではありません。
自分でシナリオを考えた上で、情報を取り入れていけば、自ずと世間の情報に流されることはなくなります。

副業トレーダー
自分の相場感をしっかり持つと、ポジションに対する責任感も養われ、エントリー精度が高まりました!
相場が気になって仕方がない
仕事中も相場が気になって仕方がないと感じてしまう心理現象は、ツァイガルニク効果と
呼ばれています。
例えば、マンガの続きが気になる状態と同じです。
1巻だけ…と読み始めたはずが、続きが気になるあまり、つい完結まで読み進めてしまうことですね。
FXでは、よく聞かれるポジポジ病の原因となっています。

副業トレーダー
僕もスイングトレードでの長期ポジション保有に慣れるまでは、相場の状況が気になって仕方がありませんでした。
【対策】
自分が没頭できる時間を持つ!
相場が気になるのは、慣れるまでは仕方がありません。
そういう時は、趣味や好きなことなど予定をたくさん入れて、楽しいことに没頭する時間を持つようにしました!
予定が充実するほど、相場のことが気にならなくなるものです。(やりすぎ注意!)
相場が気になるのは、慣れるまでは仕方がありません。
ポイントは、FXに取り組む時間と自分の時間にメリハリを付けること。
気になり始めたら、ツァイガルニク効果だと認識しましょう。
とくに、ポジション保有中に相場が気になってしまう状態は、高確率でツァイガルニク効果にかかっているため要注意です。
心理状況さえ認識すれば、一旦、冷静になれますよ。
難しいを解消する最後の一押し!
難しいFXで、失敗を繰り返さないために乗り越えるステップ。
理屈を理解しても、一筋縄ではいかない場面もあるでしょう。
そこで、ステップアップの成功率を高める最後の一押しをお伝えします!

副業トレーダー
心理学的な要因を理解しても、なかなか解決しなかった時、以下の方法を実践し、なんとか乗り越えることができました。
・相場と一定の距離をおく
・ロットを下げる
・守りに徹する
失敗の裏に隠された心理学的要因を突破する確率を高めるには、心理学なだけにメンタルの安定が不可欠です。
相場と一定の距離をおく
相場と一定の距離感を保つのは、最も大切なポイントです。
人生をFXに支配されていませんか?
「稼ぎたい!」という欲望を剝きだしにしてFXに取り組んでいると、泥沼化してしまうだけです。
相場を見ては、無理にエントリータイミングを探してしまう。
という人は、心はガタガタ不安定、養分確定です。
あくまでも優先するのは自分の人生!
ちなみに、会社員トレーダーの僕の1日はこんな感じです!
1日のスケジュール |
||
7時 |
起床 |
・経済情報チェック(15分~) ・環境認識(15分~) ・朝食、出社準備 |
8時~12時 |
仕事 |
|
12時~13時 |
昼休み |
・チャートチェック(数分程度)※仲値の確認 →ノーポジ中はチェック無し |
13時~17時 |
仕事 |
|
17時~帰宅 |
チャートチェック(数分程度)※欧州時間確認 |
|
帰宅~22時 |
家族との時間 |
|
22時~ |
・チャートチェック(数分程度) ※チャンスがなければ、PCを閉じて晩酌タイム |
|
眠くなったら就寝 |
仕事が休みの土日などは、家族を引き連れて、旅行やグルメツアーなど楽しい週末を過ごしています!
自分の好きなことを全力で楽しんでいると、メンタルが安定します。
メンタルに余裕ができれば、一歩引いた視点で物事を捉えられるようになるでしょう。
画面を見ていないときは忘れるくらいが、スッキリしますよ。

副業トレーダー
僕はFXよりも、まずは家族との時間を優先しています!
無理にチャンスを探そうとしなくても、相場はなくなりません。
相場とは適度な距離感をもって、FXに取り組みましょう。
ロットを下げる
エントリーの度にメンタルが安定しない時は、ロットを下げてみるのも有効。
人には、それぞれお金の器があります。
エントリー中の含み損に、心が揺さぶられるようなら、あなたのロットは適正ではない可能性があるでしょう。
使用ロットが大きすぎると、メンタルが不安定となり、ますます失敗を繰り返す心理学要因を高める要因に。
ロットを下げると、メンタルに余裕がうまれ、感情を取り除いた機械的な行動が取りやすくなります。
損失も下がり、
- リベンジ意欲が湧かない
- 損失を認めたくないあまり、検証に変なこじつけをする
などを始めとした、失敗の7ステップにハマりにくくなるでしょう。
検証や分析、エントリー時のメンタルがフラットになれば、恐くて入る勇気が出なかったシーンでも機械的にエントリーできます。
結果、取れていなかったチャンスを自然に捉えられるようになります。

副業トレーダー
自分に合った適正ロットが分かると、含み損にも動揺することがなくなりメンタルが安定。7つのステップを乗り越えるために大いに役立ってくれました!
適正ロットの設定は、以下の記事を参考にどうぞ!

守りに徹する
メンタルの安定を確固なものにするために、守りに徹しましょう。
要は、「資金防衛に全力で集中する」ということです。
具体的には以下のとおりです。
- エントリーポイントの厳選
- 想定シナリオを外れたら決済(利確、損切どちらも)
稼ぎたいという思いだけでは、資金を守れません。
どうすれば資金を減らさないかを常に考えておけば、無駄な損失を被ることが少なくなります。
そして自然と収益だけが積み重なっていく結果になります。
守りに徹することで、損失が大きくならずに済むため、メンタルも安定するでしょう。

副業トレーダー
守りの意識を高めると、トレードへの取り組み方が改善し、「収益」「損失」「メンタル」全てが良い方向へ動くきっかけになりました!
失敗が少なくなるとFXは簡単!
FXが難しい理由は、何度も同じ失敗を繰り返してしまうから。
そんな時は、紹介してきた以下の流れで解決です!
- 失敗の根本原因(心理学的要因)を理解する
- メンタルを安定させるための行動とる
- 大切な資金を守りぬく
さまざまな対策を取り入れても通用しない現状に、FXは難しいと憤りを感じた時もありました。
どんなに有効な対策も、失敗に対する土台となる考え方が分かっていないと無駄になってしまいます。
メンタルを安定させ、失敗の原因に納得できたことで、不要な負けを繰り返さなくなります!
そのためにも、まずは、FXと健全に付き合っていくこと。
メンタルコントロールと資金管理を効率よく駆使し、勝ちトレーダーまでの7ステップを乗り越える一助としてみてください。
失敗の要因を理解し、全てのステップを乗り越えたとき、蓄えてきた知識と経験が花開く瞬間が訪れるでしょう。