「FXって危なくないの?」
「FXはギャンブルみたいな気がする・・・」
そんなことはありません!FXはきちんと理解すれば少額から開始でき、リスクもコントロールできるので、とてもよい投資方法です。
こんにちは、FX歴6年のヨシキです!
僕もFXを始めたときはFXはギャンブルみたいだなと思っていましたが、トレードの経験を積むことで違うということがわかってきました。
- FXはギャンブルなのか
- FXをギャンブルにしてしまう人の特徴
- FXをギャンブルでなく投資にする方法
FXをギャンブルにせずに投資にすることで勝率は上がります。
「FXはギャンブルみたいで始めるのはちょっと・・・」と少しでも感じていれば、この記事をチェックしてみてくださいね。
FXがギャンブルといわれる3つの理由
FXがギャンブルだと言われるのはこのような理由からで、ギャンブルのような側面があるのは確かです。
- 退場する人が多いと思われている
- レバレッジで、大きな損失が出る可能性がある
- 上がるか下がるかのゼロサムゲームだから
退場する人が多いと思われている
株式会社RUNWAYSの調査では、FX投資経験1年未満の投資家では約7割近くが負けているという結果もあり、確かに初心者は退場しやすいとも言えます。
参考:株式会社RUNWAYSの「FXをやめた理由や取引期間についての意識調査」
その一方で、金融先物取引業協会が2017年に個人投資家1,000名を対象に実施した調査結果では、約6割が利益を残していました。
画像引用:金融先物取引業協会「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」
FXは負ける人が多いというイメージが先行していますが、勝っている人も多いということですね。しかも、損失が20万円を超えるような損失は全体の10%程度であり、リスクが高い取引をしない限り、ギャンブルではないということもわかります。
レバレッジで、大きな損失が出る可能性がある
レバレッジとは「てこの原理」を意味する、少ない資金で大きな取引ができる仕組みです。
少ない資金で大きな取引をするということは、大きな利益が出る可能性もあると同時に、為替レートが少し動くだけで損失が拡大します。
手持ち資金が10万円でもレバレッジを20倍にすれば、200万円分の取引をすることができます。
国内のFX会社のレバレッジは最大25倍ですが、海外では数百倍~千倍程度のレバレッジをかけられるFX会社もあります。
少ない資金(証拠金)で急激にレートが動く場合、ロスカットと追証で大きなマイナスが発生して退場する人も多いんです。
ロスカットや追証などの損失がでる仕組みはこちらの記事も参考にしてください。
上がるか下がるかのゼロサムゲームだから
FXが株式投資と違うのは、市場全体が上がるということがないため、だれかが利益を得ると、誰かが損をすることです。
つまり、為替は2国間の通貨を売買するので一方の通貨が上がれば、もう一方の通貨は下がります。上がるか下がるかの2択ですが、チャートを分析したり、経済情勢に注意をしておくことでどちらに動くか予測する精度を上げることは可能です。
FXとギャンブルの違い
そもそもギャンブルの定義は「金銭や品物を賭けて勝負を争う遊戯」です。
- 競馬
- 競艇
- パチンコ
- 宝くじ
日本で公認されているギャンブルにはこのようなものがあります。
ギャンブルは原則として「運が勝負を決める」ことになり、期待値によってリターンの倍率が変わります。
FXはギャンブルといえるか?
「運が勝負を決める」ことがギャンブルだとすれば、FXはギャンブルではないということになりますね。
FXは2国間の通貨を買ったり売ったりしますが、どちらの通貨がより買われやすくなるかは、
- 経済状況
- 各国の指標
- 政治の状況
など様々な要因によって変わってきます。
例えば、米国の政策金利が上昇すると日本の金利との金利差が大きくなります。金利差が大きくなると金利が高い米ドルが買われやすくなります。
つまり、日々アンテナを張ってニュースをチェックしたり、勉強したりすることでFXは勝てる精度を上げることができるんです!
FXで「ギャンブル」と「投資」の2つの意見があるのはなぜ?
僕はFXはギャンブルではないと断言しますが、FXで資金を失う人がいるのも確かです。「FXをギャンブル」という人は、きっとFXで資金を失った人が多いでしょうね。一方で、安定的に勝ち続けている人は「ギャンブルではなく投資だ」というはずです。
あなたが「FXはギャンブルだよね」と言わないためには、FXをギャンブルとしてしまう人の特徴を理解して、FXを投資にする努力をする必要があります。
FXをギャンブルにしてしまう人の4つの特徴
FXをギャンブルにしないために、FXを始めたらこんな風にはならないようにしましょう。
- 高レバレッジで一攫千金を狙っている
- 感情的なトレードをしてしまう
- 不要な取引をたくさんしてしまう
- 生活資金でトレードしている
もちろん、短期的には勝てることもありますが、長期的にはリスクが高くなってしまいます。
高倍率のレバレッジは利益も大きいがリスクも大きい
レバレッジを使うと少ない資金で大きな取引ができることは説明しました。投資初心者やトレードで負けている人ほど「大きく稼いでやる」という欲が出てしまいます。レバレッジを使えるので勘違いしやすいのですが、FXは「一発ドカンと大逆転」するような稼ぎ方をする手段ではありません。
逆に「コツコツと増やしていこう」という気持ちで投資するほうが、メンタル的にも安定するので、結果的に勝率が高くなるはずですよ。
しっかり資金管理をして、正確な情報をもとに将来を予想してトレードすれば、レバレッジはリスクではなくFX最大のメリットにできます。
感情的なトレードをしてしまう
感情的なトレードとは、高倍率のレバレッジが危険というの中でも説明しましたが、負けを取り返そうとして「大きく稼いでやる」という気持ちが大きくなってしまうことです。FXの取引では全部の勝負に勝つことは難しいです。損失は小さく、利益は大きくを意識することが重要です。
そうはいっても負けを減らすことが重要なのですが、投資ルールがないと負けの数も増えてしまう可能性が高いんです。
不要な取引をたくさんしてしまう
投資ルールがないと負け取引の数が増えてしまう理由は「ポジポジ病」と言われる、特にFX初心者にありがちな行動が原因です。ポジポジ病というのは、なんとなく取引をしていないと不安で不要な取引をたくさんしてしまうことです。
感覚的な取引をすると、短期的なテクニカル分析では買いのシグナルだとしても、長期的には下がる傾向にあるといったことを見逃しやすくなります。
簡単にいえば、きちんと分析してない取引は負けやすいということ。負けが少ないトレーダーは、スキャルピングのような超短期売買でも(むしろ短期売買のほうが)、感情を入れずに淡々と取引をこなしているものなんです。
また、取引が多くなるほどコストがかかることも理解しておかなければいけません。FXには「取引手数料」や「スプレッド」といったコストがかかります。
FXに限らず、投資をするうえでコストを抑えないと利益を圧迫するので注意してくださいね。
生活資金でFXをするのは最悪
投資は絶対に余裕資金でしてください。生活資金でFXをするのは最も愚かな行為といえます。
FXはレバレッジをかけることも可能なので、大きく負けた場合に投資資金以上に損失が出る可能性があるのは先ほど説明しました。生活資金での投資は日常生活に支障がでてしまいます。
FXを投資にするポイント
FXをギャンブルにせず、投資にするためのポイントを解説していきます。
- 取引ルールを徹底する
- FXの知識を学ぶ、政治・経済を学ぶ
売買ルールを守る
特に投資を始めたときには、勝てる取引のパターンを早く作ることが重要です。メインにする通貨ペアや得意な分析手法など、特徴を深く理解しましょう。
売買のルールとして、このようなものを決めるのが良いですね。
- 通貨ペアは米ドル/円だけにする
- 同じ時間帯で取引する(例:東京時間のみ)
- 自分の得意な分析手法で判断する(例:移動平均線とラインブレイクを利用する)
僕もトレードルールを守って取引しています。1日トレードしないこともありますが、それが安定して勝てるようになった理由です。
始めは米ドル/円のような取引量も多く、情報も得やすい通貨ペアから取引きすることをおすすめします。
損切りを徹底する
すべての取引で勝つことはできないので、負け取引での損失をいかに小さくするかはとても大切なことです。FX投資を長く続けている人ほど損切りの大切さがよく分かっているんですよね。
損切りを確実に行うためには2つの設定をしておきましょう
- 損失額(割合)を決めておく
- 逆指値注文を使って自動で損切りする
許容できる損失額を先に決めておかないとずるずるとマイナスが大きくなってしまいます。最大損失を証拠金の2%に抑える「2%ルール」を解説している投資の名著も多いです。
証拠金100万円だとすれば、1回の取引で2万円以上損失が出る時に損切りするということですね。
損切りの基準に正解はありませんが、初めは2%を基準にするのもいいかもしれません。また、損切りは「逆指値」注文することで、自動で損切りするようにしておくほうがよいでしょう。
逆指値は為替レートが上がったら買う、もしくは下がったら売るという注文方法です。損切りでは「下がったら売る」仕組みを利用します。
いつか戻るはずという気持ちになって損切りできないのは初心者によくあるミスです。
手動で損切りするのは精神的にも難しいことなんです。
FXの知識を学ぶ、政治・経済を学ぶ
FXを投資にして勝率を上げるには、勉強を続けることが大切です。
- 政治や経済などの社会情勢などをチェックする
- テクニカル分析など、FXの知識を学ぶ
- 過去データの検証をする
為替は2国間の通貨の需要と供給が関係するので、その国の政治や経済、金融政策などいろんなことが為替の値動きに影響しています。
だからFXの知識だけではなくて、その国の政治や経済などをチェックすることが重要なんです。
テクニカル分析では順張りの「トレンド系」テクニカル指標と、逆張り系の「オシレーター系」のテクニカル指標を勉強しておきましょう。
- ローソク足(トレンド系)
- 移動平均線(トレンド系)
- RSI(オシレーター系)
- ストキャスティクス(オシレーター系)
テクニカル指標についてはこちらの記事でもっと細かい内容を紹介しています。
あとは、過去データを検証することも大事です。
自分のトレードした結果を振り返ることで今後のトレードに活かすことができますよ。
FXをギャンブルから投資に変えていきましょう
FXはギャンブルではなく投資という話をしました。ただし、投資にするかどうかはあなたにかかっています。
FXを投資にできるかで一番重要なのは「取引ルールを確実に守っているか」です。
この記事を読んであなたのFX取引がギャンブルから投資に変わることを祈っています。
こちらの記事でFXで利益がでるトレード方法を紹介しています。