こんにちは、Yoshikiです。
今回は「FXは本当に危険なのか?」「どのようなリスクがFXにはあるのか?」について解説していこうと思います。
なぜ、今回FXのリスクについて、危険性について記事を書こうと思ったかというと、私自身FXで勝てるようになるまで、何度もお金を溶かし、何度も失敗を経験してきたからです。
具体的には、
- FXを初めて1か月で100万円を溶かす
- 追加で入金するも負けが続きジリジリと資金が減る
などなど、FXの怖さを身をもって体験してきました…。
みなさんには私と同じような失敗を経験してほしくないので、私自身の経験を踏まえ、FXの危険性についてご説明していきます。
今日の記事について知らないと
- FXで一瞬でお金を溶かす
- 借金を抱えてしまう
- 生活が困窮する
ことになる可能性も全然あります。
反対に今回の記事で説明する「FXのリスク・危険性」について知っているだけで、FXで安定して稼げるようになります。
ぜひ、最後までご覧ください。
FXの5つのリスク
まず、私自身が考える「FXのリスク」は主に5つあります。
それは
- ハイレバレッジ
- 強制ロスカット
- 投機
- 借金
- 海外口座
の5つです。順番にご説明していきますね。
FXのリスク①:ハイレバレッジ
FXのリスク、危険と言われる理由の1つ目が「ハイレバレッジ」です。
レバレッジとは、直訳すると「てこの原理」。
FXでは、「自分の手持ち資金よりも何倍も大きな資金で取引できる仕組み」のことを言います。
たとえば、 手持ち資金が10万円で、レバレッジを10倍設定にした場合、100万円分の資金(証拠金)として運用することが出来るのです。
ちなみに、日本のFX証券会社ではレバレッジを最大25倍までかけられるようになっていて、海外では最大1000倍まで対応している証券会社も存在します。
レバレッジはFX最大の魅力ですが、手持ち資金以上の金額で取引を出来てしまいますので、その分リスクが高まり、お金を溶かしてしまう危険性も出てきてしまうのです。
このようなレバレッジ失敗談のツイートがあります。
・「少ない額をかけはじめ、負けた額が膨らむにつれより大きな金額をかけるようになった」https://x.com/SiriusCM/status/1774246435225289063
・「今日一日でドル円のFXで死んだ人多そうだなぁ。 その分誰かが儲かっているんだけども。 読みが外れたらレバレッジで借金地獄行きだよねぇ。」https://x.com/TamFuun/status/1784893846327013840
そのため「FXは危険だ」「FXはやめたほうがいい」というイメージを持たれてしまいますが、私は「ハイレバレッジ=危険」だとは思いません。
その理由はのちほど。
FXのリスク②:強制ロスカット
FXのリスク2つ目は「強制ロスカット」です。
ロスカットとは、一定以上の損失が発生した場合に、あらかじめ定めた証拠金維持率を割り込んだ時点で保持しているポジションを自動的に決済(ロスカット)することを言います。
FXに挑戦すれば、勝つこともあれば負けることもありますが、特にFX初心者の場合、最初は損切りが出来ません。
たとえば、証拠金100万円でトレードしていて、含み損が-10万円になったとき、損を出したくないからとポジションを清算(ロスカット)出来ないのです。
- 含み損のまま維持すればプラスに転じる可能性があるので、その可能性にかけて「お祈りトレード」する
- 逆に含み損が増え、結果的に損切り(ロスカット)が出来なくなる
- 結果、証拠金不足で強制ロスカット(資金を溶かして退場)
という失敗は、FX初心者であれば誰しもが経験することでしょう。
FXのリスク③:投機
FXのリスク3つ目は「投機」です。
「FXって投資じゃないの?」という意見もありますが、私自身「FXは投機である」と考えています。
投資・・・投資先の将来性を見越して長期的な利益を得ようとするもの
投機・・・相場の変動を利用して短期的に利益を得ようとするもの
株式投資は、企業の将来性を見越して長期的な利益を狙いに行くので「投資」と言えますが、FXは短期的に利益を狙いにいくものですので、投機と言っていいでしょう。
短期的な利益を狙いにいくということはお金を失うリスクも高まるということなので、「FXはギャンブルだ」と言われることもあります。
ただし、しっかりとFXの勉強をして、勝つためのスキルを身につければ、FXで稼ぐことも全然可能です。
FXのリスク④:借金
FXのリスク4つ目は「借金」です。
まず前提として、「借金をしてまでFXに挑戦するな」とよく言われますが、まさにその通りです。
FXは余剰資金でやりましょう。
FXで生活を豊かにするために挑戦したけど、借金をしてまでしてFXをして、結果的に生活が苦しくなってしまったら本末転倒です。
実際、借金をしてFXをして生活が苦しくなった人も多くいらっしゃいます。
「FXを始めてから1年間ずっと勝てず、現在約700万円はトータルで負けています。専業トレーダーになるために仕事も辞めて、現在借金が1000万円を更新中です。借金地獄で首が回らず死にそうですが、FXは諦めたくありません。」
「私はFXで総額3000万円くらい負けました。アフィリエイトで稼いだ資金をすべて失くした上に、借金地獄に落ちました。最初は5万円を30万円まで増やせたのですが、ゴールドの取引で損切りができず、強制ロスカットをくらって一瞬で資金がゼロになりました。なぜあのとき損切りをしなかったのか…。後悔先に絶たず、です。失敗の勉強代にしては3000万円は高すぎました。」
これはインターネットの掲示板に書かれていたFXの失敗・体験談ですが、FXで失敗して借金を背負ってしまう人はたくさんいます。
借金をして、その借金を取り返すためにFXを続けるというやり方では、FXでは勝てません。
「余剰資金」でFXをするようにすれば、借金をするリスクは一切なくなります。
FXのリスク⑤:海外口座
FXのリスク5つ目は「海外口座」です。
- 出金拒否される場合がある
- 利益にかかる税金が多い
- スプレッドが広い
- 損失リスクが高い
海外のFX業者とは、外国に本社があるFX業者のこと。
つまり、日本の金融庁の登録を受けていない業者になりますので、金融庁が定める国内のルールが適用されていません。
そのため、何かトラブルがあった場合には金融庁が仲裁に入ってくれないというデメリットがあります。
金融庁のHPに注意喚起が記載されています。
金融商品取引法に基づく登録を受けていない海外所在業者が、インターネットに日本語ホームページを開設する等により、外国為替証拠金取引(FX取引)や有価証券投資等の勧誘を行っている例が見受けられます。
また最近、海外所在の無登録業者とバイナリーオプション取引を行い、出金に応じてもらえないなどのトラブルになっている例も見られます。
日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは違法です。
金融庁/https://www.fsa.go.jp/ordinary/kanyu/20090731.html
また、実際に無登録の海外所在業者との取引において、以下のようなトラブルになるケースが発生しています。
-
- ➣「成功体験を語ったブログやSNSの投稿を見て興味を持ち、海外業者とバイナリーオプション取引を開始したが、利益が出ているはずなのに、出金を求めても応じてもらえず、そのうち業者と連絡が取れなくなった」
- ➣「友人から「絶対に儲かる」と勧められて、海外業者の取引口座に入金してFX取引を開始したところ、多額の損失が発生してしまった」
ただし、レバレッジの高さや、入金ボーナスなどのメリットはあるので、リスクを理解したうえでFX海外口座を利用するのはアリかもしれません。
初心者は国内のFX証券会社がオススメです。
日本の国内証券口座であれば
- レバレッジは最大で25倍なので安心
- 損金の繰越ができる(税制面で有利)
- スプレッドが狭い(手数料が安い)
などなどのメリットがあります。
なぜ「ハイレバレッジが危険」と言われてしまうのか?
それは、FX初心者は「稼ごう稼ごう」という欲が出てしまい、資金管理が出来なくなってしまうからです。
FXで稼ぐためには、勝てる手法も大事ですが、それと同じくらい資金管理がとても重要になります。
この資金管理を失敗してしまうと、たとえ大金からスタートしたとしても、一瞬でお金を溶かしてしまう危険性があります。
そして、この資金管理とハイレバレッジというのは、≠(イコールノット)なのです。
つまり、高いレバレッジをかけることで、自分の手持ち資金よりも大きな金額で運用することができますが、その大金を資金管理できる能力があれば、お金を溶かすことはなく、むしろレバレッジがFXでの最大の武器になるのです。
レバレッジを生かすも殺すも、そのトレーダー次第ということなのです。
もちろん、最初から1000倍などのハイレバレッジ設定で取引すると、リスク度が上がってしまいますので、最初は10倍~100倍くらいのレバレッジでトレードするのがいいでしょう。
FXはやめたほうがいい人の特徴
ここまでは「FXのリスク」について解説してきましたが、ここからは「FXはやめたほうがいい人の特徴」について解説していきます。
私が思う「FXはやめたほうがいい人の特徴」は主に5つ。
もし、一つでも当てはまる場合、FXはやめたほうがいいです。
①借金を抱えている
現在借金を抱えている人はFXはやめたほうがいいでしょう。
投資(投機)は余剰資金でやるものであり、借金をして挑戦するものではありません。
- 借金を返すために、お金を稼がないといけない
- FXで稼いで借金を返す
という考えの人がたまにいますが、
借金している状態でFXに挑戦するとメンタルが不安定になり、良いトレードが出来ず、負け(損失)につながる可能性もあります。
実際、
- 借金を返すためにFXに挑戦して、借金が増えてしまった
- FXで負けが続き自己破産をしてしまった
という人はたくさんいらっしゃいます。
現在借金を抱えている人はFXはやめたほうがいいでしょう。
②生活資金(余裕資金以外)を使って稼ごうとしている
投資(投機)は余剰資金で行うものです。
生活に必要なお金を投資に使った場合、日々の生活に支障をきたすことになります。
日々の生活資金を削ってまで挑戦すると破綻リスクが高まりますので、絶対にやめましょう。
③ラクしてカンタンに稼ごうと思っている
インターネットの広告や書籍で、
- たった○○分で10万円!
- FX初心者でもカンタンに稼げます!
というような誇大広告を見ることがあるので、「FXはカンタンに稼げるんだ」と勘違いする人がすごく多いです。
が、FXは決してラクに稼げるものではありません。
むしろお金を失うリスク・危険があるので、初心者にとっては難しい稼ぎ方です。
当たり前ですが、FXでカンタンにお金を稼げるのであれば、挑戦したみんながお金持ちです。
FXで稼げるようになる人は、挑戦者の中で5%もいませんが、しっかりとした知識・勝てるスキルを勉強すれば、FXで稼ぐことは可能です。
ラクしてカンタンに稼ごうと思っているのであれば、FXはやめたほうがいいでしょう。
④一回も失敗せず、全勝したいと考えている
この考えも非常に危険です。
FXは投資(投機)なので、お金を失うリスク・危険性があります。
そもそも、FXにおいて損切り(損失)は必ず出てきます。
下手なトレーダーは損切りが出来ませんが、勝っているトレーダーはみんな損切りが上手です。
ですので、
- 1回も負けずに全勝したい
- お金を失わずに増やし続けたい
と考えている人は非常に危険ですので、FXはやめたほうがいいでしょう。
反対に「FXは投資(投機)だからお金を失うリスク・危険がある」ということを理解している人はFXは向いていると思うので、ぜひ挑戦してほしいですね。
⑤一発逆転を狙っている
「FXで人生一発逆転だ!」ということを考えている人は一番危険です。
たしかに、インターネットやSNSを見ると「FXで〇億円稼いで人生が変わりました!」なんていう人や記事を見かけることがありますが、そんな人はほんの一握りです。
FX自体は少額から大金を稼げる可能性があるため、人生一発逆転を狙いたくなる気持ちはすごくわかりますが、
リターンを大きく狙いにいくと、逆にお金を失うリスクも高まるということは頭に入れておかなければいけません。
逆に「資産運用の一環として、長期的にコツコツと増やしていこう」と堅実な考えを持っている人はFXに向いています。
FXの失敗談、FXで人生が終わった人の体験談
FXを始めた時にあまり勉強しない状態でスタートして、『上がりっぱなしの相場はない!損切りしないで持っていたらいつか戻ってくるし、その間はスワップで稼げる!』みたいなブログを読んで適当に買ってしまい、損切りができないまま含み損が170万円に達してしまいました。結局、その後も含み損は300万円まで増えて、証拠金がなくなり強制ロスカットをくらいました・・・。今は色々勉強して、損切りの大切さが身に染みてます。
ドル円の上昇が止まらず、以前から含み損を抱えていたショートに対して入金を繰り返し、途中で目が覚めたようにやめて結局最後は投げたように諦めて手をつけずにいたらロスカットをくらい230万円溶かしました。自分の人生にこんな事が起こったのかとある意味びっくりしましたし、お金に恨みを持ってしまいました。でも私は諦めてないです。
FXで成功した人もいれば、失敗した人も数多く存在します。
この記事を読んでいるみなさんにはFXで失敗してほしくないので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
まとめ
これからFXを始める方にとって、FXのリスク・危険性を知っておくことはとても大事なことだと思います。
FXのリスクについて知った状態で始めるのと、知らない状態で始めるのでは結果に大きく左右するでしょう。
ぜひ今回の記事を参考にして、これからのFXに役立ててくださいね。