今日の記事は、こんな人向け↓↓
- FX初心者で、勝てる手法をなかなか見つけることができない
- ネットに載っている勝てない手法にすぐ騙されてしまう
- 手法は正しいはずなのに、なぜか勝てない
こんにちは!FX歴6年のヨシキです!
皆さんはFXの取引において、「自分の手法」というのを持っていますか?
僕は、自分なりの手法を持っています。
しかし初心者の頃…と言うか、勝てていなかった頃はとにかく手法をコロコロと変えていました。
自分が勝てないのは「今使ってる手法が良くないから」だと。
そう信じていました。
しかし、今ではこう思っています。
「手法をコロコロと変えていたこと」
それ自体が勝てない原因だった。
結局、手法なんて何でもいいということに気づいたんです。
今回はそういったことをお話ししていきたいと思います。
現在、
- 手法が定まらない人
- 手法は定まっているのに勝てない人
どちらの方にも参考になると思います!
是非読んでトレードの参考にしていただけたら光栄です!
- 一つの手法に絞ることの重要性
- 勝てる手法で勝てない理由
- ルールを守れば手法なんて何でもいい
手法を変えてしまう理由はなんだろう?
まずは、そもそもなぜ手法をコロコロと変えてしまうのか。
自分にあった手法が見つけられない原因を解決するために、徹底的に分析した結果、以下の原因にたどり着きました。
- 負けるとすぐ手法のせいにしていた
- 資金管理をしていなかった
- そもそも手法ですらない場合があった
早速解説していきますね。
負けるとすぐ手法のせいにしていた
当時僕は、FXで負けてしまうとすぐ手法のせいにしていました。
今考えるとこれがそもそも大間違いでした。
当時僕が使っていた手法は、
- ネットで見た勝てそうな手法
- 本で読んだ勝てそうな手法
- 持ってる知識から自分でアレンジした手法
大体この3パターンでした。
そして、
①「ネットで見た勝てそうな手法」で負ければ、
こいつの手法なんてだめだ!詐欺だな!
おや?このTwitterに書いてある手法は勝てそうだぞ!やってみよう!
だめだ!これも詐欺だ!
②「本で読んだ勝てそうな手法」で負ければ、
失敗した~。
全然勝てない手法を適当に書いてる本だった。
そして最後に、
③「持ってる知識から自分でアレンジした手法」に行き着いて、負けて、素人の自分の手法じゃだめだと頭を抱える。
大体こんな感じです。
さて、共通しているのは「負けを手法のせいにしている」という点ですね。
しかし、現在利益を上げられるトレーダーになった僕から見ると、
当時コロコロ変えていた手法は、どれも勝てる手法
だったのです。
つまり自分が何も理解していないせいで負けているのにも関わらず、手法のせいにしていただけだったということになります。
僕の感覚ですが、
- ネットで見た勝てそうな手法
- 本で読んだ勝てそうな手法
- 持ってる知識から自分でアレンジした手法
このような手法が全くのデタラメということはあまりありません。
例えばある手法の時は、
勝ち→勝ち→負け→勝ち→負け→負け→負け→負け→負け→負け→勝ち→負け→手法を変えよう!
となっていました。
理由は、「6連敗した。その後1回勝ったけどまたすぐ負けた。負けてばっかで勝てるわけない手法だと思った」からです。
でも実際は、
最大で6連敗ほどする可能性はあるが、トータルでは全然勝てる手法
だったのです。
つまり僕は、手法に対して一切検証を行わず、1回の勝ち負けだけにこだわり、
- その手法がどの程度連続して負ける可能性があるのか
- 損失に対してどれほどの利益が見込めるのか
- 自分の資金管理はこの手法に合わせられているのか
などなど、全く手法のことをわかっていなかったのです。
手法のうわべだけを見て、全てを分かった気になっていたんです。
まずこれが手法をコロコロと変えてしまっていた理由の一つです。
資金管理をしていなかった
次に気づいたのがこの「資金管理をしていない」という点です。
というよりも、「資金管理が何なのかよく分かっていない」という状態でした。
資金管理といえば、
- 生活資金に手をつけない
- 借金でFXをしない
- 大きすぎるロットで取引しない
- 損切りをちゃんとする
こんなことだと思っていました。
これは資金管理ではなくて、自己管理でした(笑)
とはいえ上記のうち、
- 大きすぎるロットで取引しない
- 損切りをちゃんとする
この2つは本当の資金管理にも大きく関わってきます。
このままでは何がいけないのかと言うと、具体性が全くないのです。
僕の場合は、下記のようなレベルの理解でした。
「大きすぎるロットで取引しない」
…具体的にどれくらいのロットを指すのか理解していない。大体の感覚でロットを決めている。
「損切りをちゃんとする」
…ロスカットになるまで持ち続けない。◯◯円負けたら損切りにする。
これでは全く資金管理になっておらず、ギャンブルをやっているのと変わりません。
本来の資金管理であるべき姿は、
「大きすぎるロットで取引しない」
…使っている手法は、検証の結果、最大6連敗する可能性がある。そのため、負けた際の損失が1回の取引につき資金の5%に収まっていれば許容できる範囲である。
そのため、エントリーごとに設定するロット数は異なる。
「損切りをちゃんとする」
…損切り位置は、あらかじめ根拠のある場所に設定し動かさない。
またその損切り位置は、資金の5%の損失になるように設定する。
(ロットは感覚で決め、損切り位置をあらかじめ決めず、資金の5%が失われたら損切りというのはNG)
このようにきちんと具体的に根拠を持って、初めて資金管理と言えます。
ある意味、資金管理こそ手法だとすら思っていますよ。
資金管理をしっかりしていれば、手法をコロコロ変えることもなかったでしょう。
そもそも手法になっていなかった
前述の2つとは少し経路が違いますが、手法とは呼べないレベルのことをしているために勝てずにコロコロ手法を変えるというパターンも初心者のときはありました。
具体的には、
-
- 手法ではなくギャンブルトレード
- 学んだ手法を大きく勘違いしている
この2つが多かったかなと思います。
「手法ではなくギャンブルトレード」というのは、例えば
-
- 指標の時に大きく動いた方向にエントリー
- 勝てる自信のある形になったらロットを大きく上げてエントリー
- 大きく伸びた後に経験則でなんとなく底だというのが見えてきたら逆張りエントリー
まぁ、解説するのもどうかと思うほどの立派なギャンブルエントリーですよね。
でも実際は、初心者のうちはやってしまう人も少なくないと思います。
僕はめちゃくちゃこういうことばっかやってました。
これの怖いところは、勝ってしまうと、手法として成立したと思い込んでしまうんですよね。
ここの話については下の記事で詳しく解説してるので併せて読んでみてください!
また、「学んだ手法を大きく勘違いしている」
これも僕はかなり抜け出すのに時間かかりましたよ。
例えば、
-
- チャートパターンが出たら高勝率で勝てるという勘違い
- ◯◯にタッチしたらエントリーの勘違い
こんな感じです。
最初にFXを勉強したりすると、本とかにもこんなことがたくさん書いてありますよね。
FXは簡単!このチャートパターンが出たらこう動く!!みたいな。
実際は、チャートパターンは出現したらただ単に勝てるというわけではなく、それまでの値動きや上位足・下位足の動きを加味した上でエントリーすることが大切です。
何も環境認識をせず、ただチャートパターンが出るたびにエントリーしてたら当然負けてしまいます。
水平線やMAにタッチしたらエントリー、という手法も見てる時間足によって変わってきます。
このタッチエントリーで一番僕が当時多かった勘違いが、
この日足の緑の水平線タッチで売りのエントリーだ!水平線までバッチリ引き付けたし高ロットでがっぽり儲けるぞ!よし売るぞ!(青矢印)
あれ…?全然反発しない。むしろ上に上がってく…。ああああ、ロスカットだ…。
こんなことがしょっちゅうでした。
これは何が起こっていたかというと、この時引いていたのは日足の緑色の水平線でしたが僕は1分足で待ち構えていたのです。
下の図が1分足です。
青矢印の水平線で反発すると思い、タッチでエントリーしました。
FX取引で使うプラットフォームでは、基本的には水平線はどの時間足でも同じ太さで表示されます。
しかし1分足に日足の水平線の幅を当ててみると、
これだけの幅があります。
自分が日足でトレードしているのか、1分足でトレードしているのか理解できていないのです。
つまり手法としては日足の水平線タッチで勝てるのに、1分足の値幅でエントリーしてしまっているため負けるのです。
そして、
手法自体は合っているのに理解を間違えているために全く勝つことができず、手法が間違ってると思い、手法をコロコロ変えてしまう。
このゾーンに入ってしまうわけですね。
ここから自力で抜け出すのはめちゃくちゃ大変です。
合ってるのに合ってないという最悪な状況に陥ってしまっているからです。
何が間違っているのかを理解する前に手法を変えてしまうので、上達もせず時間だけを無駄にかけてしまったという結果になります。
手法はなんでもいいと言える理由
さてここまでは手法コロコロと変えてしまう理由を分析してきました。
ここからが本題の、僕が「手法は何でもいい」と思っている理由について話したいと思います。
勝率がすべてではない
僕は負けてた頃はとにかく勝率が高い手法を探していました。
というかむしろ、FXで勝ってる人たちはみんな勝率が90%ぐらいある人たちで、どんな場合でも瞬時に買いか売りか判断してエントリーできる技術を持っている人たちだと思っていました。
もちろんそんな神の手のようなものは存在しません。
逆に言うと、FXはもっと気楽なのです。
勝率が高くなくても勝てるようになっています。
勝率が90%とか、80%ある必要はないのです。
前述の通りきちんと資金管理を行えば良いのです。
具体的には、
-
- 手法を一つ絞りしっかりと検証を行う
- 検証から導き出した最大連敗数を把握する
- 検証から導き出した勝った場合の平均的な利益幅を把握する
- エントリーの度に最適なロット数を設定する
- 根拠のある損切りを設定する
検証から得られた内容から計算して、資金管理をしっかりと設定すれば勝てるはずなのです。
この資金管理については、さらに詳しく記事にしてるので読んでみてください。
ルールさえ守ればあとは単純作業
手法が決まり管理も設定できたら、ここからはFXは本当に簡単なんです。
これをひたすら守るだけで良いのです。
しかしこれが意外と難しくて、人間はついつい自分の勝手な都合でルールを変更してしまいます。
エントリーしたい形にギリギリ届いてないけどまあエントリーしちゃえ。
自分の手法の形と違うけどものすごく勢いよく伸びてるからエントリーしちゃえ。
自分の手法の理想通りのエントリーポイントが来た!資金管理からは外れるけどロットを5倍にしよう!
形は自分の手法に合致してるけど、MAの位置が手法と違うなあ。まあでも形が綺麗だからエントリーしよう。
こんなの全部ダメですからね。
僕は何回これで資金を失ったか分かりません。
FXで大事なのは、とにかくルールを徹底して再現すること。
ここにブレがあると、検証した結果との違いが出てきてしまい、ルールも資金管理も全く意味がなくなってしまいます。
ですから、ルールを守るということは検証の段階から必ず徹底するようにしてください。
多くの稼げているトレーダーはもはや無感情です。
ルール通りにエントリーポイントが来たらエントリーするだけ。
根拠が崩れたら損切りするだけ。
ひたすらこれを繰り返してるだけの、意外と地味な作業なんです。
ルールを守る方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
本当の手法はチャート上にはない
僕は色々と手法を変えてきましたが、FXにおける本当の手法というものはチャートのローソク足を読むことよりも、それ以外の部分にあると気づけました。
つまり、
「手法は何でもいい」ので1つに絞り、検証し、資金管理とルールを徹底する。
これに尽きるのではないでしょうか。
これを読んでいる方はもしかしたら、勝てないことで熱くなってしまっているかもしれません。
一度チャートから離れ、ここまでに話したような状況に陥っていないか、落ち着いてノートなどに書き出してみるのもおすすめですよ。
まとめ:無駄な悩みの時間をなくそう
僕が手法をコロコロ変えることから卒業できてからは、そこからの上達は正直結構早かったと思います。
それと同時に、「なんて無駄な時間を過ごしてしまったんだろう」という後悔もたくさん感じました。
手法をあれやこれやと悩む時間があったら、検証に時間を割く方がよっぽど有意義です。
そして何より上達への近道です。
手法が定まらずに困っている人は、
とりあえず何でもいいから手法を一つ今すぐ決めて、検証する
何も考えずにまずこれを実行してみてください。
これだけで得られるものはめちゃくちゃ多いと思います。
手法探しから卒業できたら、まずは初心者卒業だと思ってもいいかもしれません!
ここまで諦めずに頑張ってきたのだから、もう一息頑張りましょう!