「デイトレードはどうやって開始すれば良いの?」
「デイトレードで勝つにはどうすれば良いのか知りたい」
「デイトレードにおすすめのFX会社を教えて欲しい!」

副業トレーダー
こんにちは!FX歴6年のヨシキです!
今日のテーマは「FXのデイトレードの始め方や勝つためのコツ、手法について」です。
デイトレード自体、難しい経済の知識が不要ですし、取引が短時間のため、初心者におすすめのトレードスタイルです。
デイトレードの基本的なやり方
デイトレードとは、数時間から一日で取引を完了させるトレードスタイルです。
ここではデイトレードの基本的なやり方を解説していきます。
わかりやすく解説するために「スキャルピング」、「スイングトレード」という別のトレードスタイルとも比較していきます。
- 【スキャルピング】数秒から数分単位の超短期トレード
- 【スイングトレード】数日から数週間の中長期のトレード
時間足
デイトレードでよく使用されるのは「5分足・15分足」です。一番使用されているのは5分足が多いように感じます。
設定したの価格の動きをローソク足で表したもの
FXのチャートは以下のようなローソク足という形で表示されるのが一般的です。
つまり、時間足が5分足であれば、5分で1本のロウソク足を、
時間足が1時間なら、1時間で1本のロウソク足を描きます。

副業トレーダー
デイトレードは数分~数時間の動きに注目していくスタイルなので5分足(15分足)がちょうど良いのです。
他のトレードスタイルとの違いは以下のようになります。
デイトレード | 5分足・15分足 |
スキャルピング | 1分足・5分足 |
スイングトレード | 4時間足・日足 |
デイトレードよりも短い時間で取引されるスキャルピングは5分足だけでなく、1分足も使用されます。
スイングトレードはデイトレードよりも長い時間で取引されるため、4時間足や日足といった大きな時間足が使われます。
利確・損切りの目安
【利確とは】
利益を確定すること
【損切りとは】
損を確定させること
デイトレードの利確と損切りの目安は、通貨ペアやトレード手法によって異なってくるため、はっきりと言い切ることはできません。
そのため、あくまで目安になってしまいますが、
- 利確が5~10pips程度
- 損切りが5pips以内
といった感じになるでしょうか。(pipsとは「ピップス」読み、通貨の取引単位になります)
他のトレードスタイルとの違いは以下のようになります。
デイトレード | 利確:5~10pips程度 損切り:5pips以内 |
スキャルピング | 利確:1~5pips程度 損切り:1~3pips程度 |
スイングトレード | 利確:100~300pips程度 損切り:100pips程度 |
スキャルピングはデイトレードよりも小さな利益を積み上げていくスタイルですので、利確と損切りもデイトレードより小さいです。人によっては、マイナスになった瞬間に損切る人もいます。
スイングトレードはデイトレードよりもずっと大きな利益を狙うスタイルですので、利確も非常に大きいです。一度で得られる利益が大きい分、許容する損も大きいのです。
FXのデイトレードで勝つためのポイントとコツ
FXのデイトレードで勝つためには、4つのポイントとコツがあります。
- トレードする時間帯の選択
- トレードする通貨ペアの選択
- 相場環境の選択
- 損切りの徹底
それぞれ解説していきます!
トレードする時間帯の選択
デイトレードには適した時間帯があります。それは次の3つです。
- 東京市場が活発な時間帯の9時~11時
- ロンドン市場が活発な時間帯の16時~18時
- ニューヨーク市場が活発な時間帯の21時~24時
FX市場は24時間動いていますが、価格が活発に動く時間帯は決まっています。

副業トレーダー
デイトレードではこの時間を狙って取引することで、利益が出しやすくなります!
トレードする通貨ペアの選択
デイトレードでおすすめの通貨ペアは以下の3つです。
- ドル/円
- ユーロ/ドル
- ユーロ/円
これらの通貨ペアはどのFX会社でもスプレッドが狭く、0.5銭以内に収まります。
そのため、最初はこの3つの通貨ペアを中心に取引するのがおすすめです。
スプレッドとは、実質的な取引手数料であり、通貨ペアによっては痛手になるからです。
上記の場合、スプレッドは0.2銭(0.2pips)です。そして、ここが重要なのですが、ポジションを持った際、スプレッド分だけ、口座資金がマイナスになります。

副業トレーダー
スプレッドが0.2銭なら、0.2銭分マイナスとなります。
つまり、スプレッドの分だけ利益目標に遠くなるというわけです。
そのため、デイトレードをするときはできる限り、スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶことも重要です。
相場環境の選択
デイトレードで勝ちやすい相場は、以下の2つです。
- 上昇トレンド
- 下降トレンド
FXの相場を大きく分けるとおもに次の3パターンになります。
【上昇トレンド】
価格が上昇し続ける相場
【下降トレンド】
価格が下降し続ける相場
【レンジ】
上昇トレンドでも下降トレンドでもない相場
揉み合っており、方向感がないのであれば、レンジと判断してOK
上昇トレンド時には価格が上昇する可能性が高くなります。そのため、買いを狙えば勝率が上がります。
逆に下降トレンド時には価格が下降しやすいため、売りを狙えば勝率が上がるのです。
レンジの場合かなりランダムな動きをするため、初心者にはおすすめできない相場です。
損切りの徹底
損切りを徹底することもめちゃくちゃ大事です。

副業トレーダー
「FXで破産した・・・」なんて聞いたことありませんか?その原因の多くが損切りをしなかったからです。
多額の損を出して相場から退場するはめになってしまったんですね。

損切で被害を最小限に抑えるようにしておかないといけません。
初心者ですと手動で損切りをするのは難しいかもしれませんので、「指値注文」や「OCO注文」を使うのがおすすめです。
【指値注文とは】
あらかじめ「105円になったら買う」「115円になったら売る」等、指定価格に注文を入れる方法
【OCO注文とは】
2つの注文(ポジション保有時なら利確・損切り)を一度に出し、どちらかが成立するともう片方はキャンセルされる方法
これらの注文であれば、指定の価格に到達すれば、FX会社の方で自動的に損切りしてくれるため、初心者にも安心ですね。
FXのデイトレードをする際の分析方法
ここからは、デイトレードをする際の分析方法をお伝えしていきます。FXでは次の3つの手順で分析をしていくのがおすすめです。
- 日足で大きな流れを分析する
- 1時間足で細かい流れを分析する
- 15分足か5分足でエントリータイミングを待つ
日足で大きな流れを分析する
まずは日足で大きな流れを分析します。分析するのはおもに次の2つのみでOKです。
- トレンドが発生しているか?
- 重要な価格帯に近づいてないか?
例えば以下のチャートはドル/円の日足です。
このように価格がジクザクと上昇しているのであれば、上昇トレンドと判断して良いです。

副業トレーダー
デイトレードにおいて日足のトレンドはあくまで目安ですが、日足のトレンドが強ければ最終的にそちらの方向に行く傾向があるため、必ずチェックしておきましょう。
重要な価格帯に近づいていないか見極めることも大事です。
重要な価格帯とは、「何度も価格が反転しているポイント」や「目立つ高値&安値」
上記は何度も価格が反転しているため、「重要な価格帯」ということですね。
このポイントに価格が近づくと、再度価格が反転する可能性があります。そのため、以下のような戦略が取れます。
- 反転を期待してエントリーする
- 反転を警戒して利益確定する
- 反転を警戒してトレードを見送る
大抵のチャートソフトにラインを引く機能がありますので、重要な価格帯にラインを引いておきましょう。
重要な価格帯である水平線の引き方はこちらの記事で解説しています。

1時間足で細かい流れを分析する
続いて、1時間足で細かい流れを分析します。ここで分析するのは次の2つです。
- 相場の方向性
- 重要な価格帯
まずは相場の方向性を分析します。
上昇トレンド・レンジ・下降トレンドのいずれかをしっかり見極めてください。
上昇トレンドか下降トレンドだと判断できたのであれば、トレード対象とします。
レンジだったらその通貨ペアは見送ります。
重要な価格帯のチェックもしてください。
チェック方法は日足のときとおなじです。何度も反発されているポイントや目立つ高値&安値にラインを引いておきます。

副業トレーダー
日足のラインと見分けがつくように、色を変えておくと良いですよ。
15分足か5分足でエントリータイミングを待つ
ここまで分析が完了したらあとは、15分足か5分足でエントリータイミングを待ちます。エントリーするときは次の2つに気をつけてください。
- 1時間足のトレンドとおなじ方向にエントリーする
- 重要な価格帯がすぐ近くにあるときはエントリーしない
1時間足のトレンドと同一方向にエントリーしましょう。1時間足が上昇トレンドなら、買いでエントリーするということです。

副業トレーダー
1時間足レベルのトレンドは5分足にも大きな影響があるため、おなじ方向にエントリーしたほうが勝率が上がります。
また、重要な価格帯がすぐ近くにあるときはエントリーはNGです。重要な価格帯で反転する恐れがあるからです。
【初心者向け】デイトレードの2つのエントリー方法
デイトレードのエントリー手法は大きく分けると次の2つです。
- 押し目買い・戻り売り
- ブレイクアウト手法
初心者の方はこの2つをはじめに覚えるようにしてください。他の方法は2つの応用にしか過ぎないためです。応用に手を出すのはFXに慣れてからです。
押し目買い・戻り売り
押し目買いと戻り売りとは、トレンド中の一時的な逆行からの反転を狙う手法
押し目買いなら価格が上昇中に、一時的に下降し、再度上昇してくる瞬間を狙います。
戻り売りなら価格が下降中に、一時的に上昇し、再び下降してくる瞬間を狙います。
初心者だと「どこで価格が反転するのか分からない!」という疑問があると思います。
その場合、「フィボナッチリトレースメント」がおすすめです。
フィボナッチ比率という数字を使い、チャート上にラインを引いて相場の反転ポイントを予測するツール
上記のようなフィボナッチリトレースメントの数字で、「38.2%、50.0%、61.8%」は押し目買いと戻り売りのポイントになりやすいです。参考にしてみるのも良いでしょう。
ブレイクアウト手法
相場が大きく動くポイントを、価格が突破した瞬間にエントリーする手法
トレンド中のちょっとした揉み合いや直近の高安値などの「重要な価格帯」を価格が超えると、相場が大きく動くことがよくあります。

副業トレーダー
この状態をブレイクアウトと呼びます
例えば、以下のチャートでは上昇トレンド中に価格が揉み合いになっていますよね。
この状態から上方にブレイクアウトすると価格が大きく動きやすいです。
上記の状態は買いと売りが戦っており、その力が互角な状態になります。それがブレイクアウトされると決着がつき、負けた売り手が諦めて損切りします。
売り手の損切りは買い注文であるため、価格が大きく上昇する要因になりやすいのです。