今日の記事は、こんな人向け↓↓
- FXのエントリータイミングが分からない!
- エントリーが上手くいないのはなぜ?
- エントリータイミングに役立つテクニカル指標はある?

副業トレーダー
こんにちは!FX歴6年のヨシキです!
今日のテーマは「FXのエントリータイミング」についてです。
僕は今でこそFX6年であり安定して稼げているものの、初心者の頃はエントリータイミングが安定せずに散々な結果でした。
- エントリーした瞬間に逆行する
- エントリー位置が悪くて損切り額が大きく利益額は小さい
上記のようなトレードを連発しており、「FXなんて本当に勝てるのか?詐欺じゃないの?」と疑っていた時期もありました。
といはいえ、諦めず検証と実践を続けた結果、エントリータイミングのコツを掴め、今では安定して月100万円以上は勝てています。
そうした経験を踏まえて、初心者目線になってエントリータイミングを丁重に解説していきます。
初心者が最適な瞬間にエントリーするコツですがそれは、
- トレンド相場で勝負する
- できる限り有利な位置でエントリーする
の2つです。
初心者の内は、この2点だけ守ってトレードするだけでもかなり勝率が上がります。
今日の記事を読んで最高のタイミングでエントリーできるようになり、ぜひ利益の拡大に役立てましょう!
- エントリータイミングの重要性
- 初心者に順張りエントリーがオススメの理由
- エントリーサインの見つけた方
- エントリータイミングの補助になるテクニカル指標
- エントリーに失敗する3つの原因
FXでエントリータイミングは超重要!
FXはエントリータイミングがすべてと言っても過言ではありません。
最適な位置でエントリーをすることができれば、
- 損失を最小限に抑えられる
- 利益を最大化できる
という2つのメリットがあるからです。
以下の図を見てください。
上記のトレードの場合、エントリーポイントAとエントリーポイントBともにエントリー位置は違うものの、損切り位置と利益確定ポイントの目安は同じです。
よって、エントリーポイントAとエントリーポイントBを比較すると、損切り額と利益額に差がつくことが分りますよね。
エントリーポイントAのほうが損切り位置までの距離が近く、利益確定ポイントまで遠いため、損失額を抑えやすく利益も増やせます。
逆にエントリーポイントBのほうは損切り位置まで遠くなり、利益確定ポイントまで近くなるため、損失額が大きくなり利益が減ります。
このようにエントリータイミングによって、リスクリワード(損失と利益の比率)が変わってくるんですね。
リスクリワードはトータルの成績に大きく影響するため、ここを改善することで最終的な勝利に繋がります。
リスクリワードが異なるとどのくらい違いがでるか、10回トレードした場合のケースで実際に見てみましょう。
利益がプラスマイナスゼロになるのは勝率50%であるため、利益を上げるためには勝率50%以上が必要です。
仮に勝率60%であれば「利益6万円-損切り4万円=2万円」となり、2万円の利益が残ることになります。
利益がプラスマイナスゼロになるのは勝率25%であるため、利益を出すには勝率25%以上をキープする必要があります。
仮に勝率30%であれば「利益9万円-損切り7万円=2万円」となり、2万円の利益です。
2万円の利益を上げるにはリスクリワード1:1の場合、勝利60%を保たないといけませんでした。
それがリスクリワードが1:3なら勝率30%でよいのです。

副業トレーダー
このようにリスクリワードを改善することで、トレードがグッと勝ちやすくなるんですね!
初心者には順張りエントリーがオススメ!
初心者は順張りエントリーでタイミングを狙っていくのがオススメです。
順張りエントリーとは、相場の流れと同じ方向にエントリーして利益を狙う方法です。
たとえば、相場が上昇しているなら「買い」、相場が下降しているなら「売り」でエントリーします。
初心者に順張りエントリーをオススメする理由は以下の2つです。
- 相場の流れに乗ったほうが楽だから
- 逆張りはタイミングを見極めるのが難しいから
相場が上昇しているときは上昇、下降しているときは下降が継続しやすいという特徴があります。
そのため、初心者の内はシンプルに相場の流れに乗ったほうがよいです。
逆張りは初心者にはタイミングを見極めるのが難しいです。
逆張りとは相場の流れとは逆に仕掛ける手法です。
相場が上げているときに「売り」、相場が下げているときに「買い」で仕掛けます。

副業トレーダー
逆張りは相場の底値や天井を見極める必要があり、なおかつタイミングもシビアであることが多いためFXをはじめたばかりの人には手を出しづらいんですね。
実際、僕も初心者の頃に逆張りでボコボコに負けていました・・・。
このように、初心者には順張りのほうが向いているため、まずは順張りエントリーからチャレンジしてみましょう。
そして、順張りエントリーのタイミングは基本以下の2つです。
- 押し目買い&戻り売り
- ブレイクアウト
押し目買い&戻り売り
押し目買い・戻り売りとは、トレンド相場の一時的な逆行からの反発を狙った手法です。
トレンド相場とは、相場に方向性が出ており一方方向に進む状態を指します。
- 上昇トレンド:高値と安値を切り上げながら上昇する
- 下降トレンド:安値と高値を切り下げながら下降する
トレンド相場でも、ずっと順行するわけではなく途中で逆行してくることがあります。(これを調整やプルバックなどと呼びます)
この逆行からの反発を狙うのが押し目買いと戻り売りです。
押し目買いなら、上昇中に下降してきて再び上昇するところで「買い」を入れます。
戻り売りなら、下降中に上昇してきて再び下降するところで「売り」を入れます。
押し目買いと戻り売りのメリットは有利な位置でエントリーできることです。

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押し目買いなら安いレートで、戻り売りなら高いレートでエントリーできるということですね!
ブレイクアウト
ブレイクアウトはレートがチャート上の重要なポイントを超えたことで、相場が大きく動き出す現象です。
代表的なパターンは次の2つ。
- レートがレンジ相場を超える
- レートがレジスタンスラインやサポートラインを超える
レートがレンジ相場を超えるとブレイクアウトが起きることが多いです。
レンジ相場では買いと売りが勢力争いをしています。
レートがレンジ相場を超えるということは勢力争いに決着がついたということ。

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負けたほうが損切りをしますので、損切り注文を巻き込んで相場が大きく動くことが多いですね。
たとえば、先の図だと買いの勢力が負けています。
よって、買い勢力の損切り注文である「売り」が沢山発注され、それが相場を押し下げる要因になるのです。
レートがレジスタンスラインやサポートラインを超えたときも、ブレイクアウトがよく起こります。
レジスタンスラインとは、上値と上値を結ぶ線でレートの上昇を抑える役割を持ちます。
サポートラインとは、下値と下値を結ぶ線でレートの下降を抑える役割を持ちます。
レジスタンスラインやサポートラインは大勢のトレーダーに注目されており、そこを目安にトレードしている人たちが多いです。
よって、ライン付近には沢山の注文が入っており、レートがラインを超えると諦めて損切りする人が多数いるため相場が大きく動きやすいのです。

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ブレイクアウトは勢いがありかなりの値幅が動くことも多いため、流れに乗れれば短い時間で大きな利益が出せるのが魅力ですよ!
順張りでエントリーサインを見つける方法
順張りでエントリーサインを見つけるには、まずトレンド相場の発見から始める必要があります。
順張りは相場の流れに乗る手法であるため、どっちにトレードすべきか相場の方向性がはっきりしていないといけないからです。
そのため、以下のようにトレンドがはっきりした相場を選択しましょう。
逆に以下のような方向性がはっきりしない相場は選択してはダメです。
こうした方向性がはっきりしない相場はどっちに行くのが分からず、動きも不規則であらゆるセオリーが通用しにくいです。

副業トレーダー
僕自身も初心者の頃、トレードをしたいあまり上記のような相場に手を出してしまい何度も痛い失敗をしました。
FX6年になった今でも、上記のような相場は方向性が分からないため手を出すことはありません。
そのため、トレンドがはっきりした相場のみで勝負していくようにしましょう。
その上で、以下の2つを目安にエントリーサインを見つけていくと良いですよ。
- チャートパターン
- テクニカル指標のサイン
チャートパターン
FXに「チャートパターン」と呼ばれるものがあり、エントリーサインやトレンド転換のサインなどに使用されます。
このチャートパターンをいくつか覚えておけば、エントリータイミングを計るときに使えます。
たとえば、押し目買いをするときに反転上昇パターンである「ダブルボトム」が出現したらかなり有効なサインです。
普通に押し目買いするときよりもダブルボトムが確認できているため、信頼性が高くなっています。
チャートパターンはそれこそ覚えきれないほどありますが、初心者の内は最低限のものだけ覚えておけばOKです。
以下に代表的なチャートパターンを掲載しておきますので参考にしてください。

副業トレーダー
反転上昇パターンと反転下降パターンは押し目買いと戻り売りに、トレンド継続パターンはブレイクアウトに使用します。
テクニカル指標のサイン
テクニカル指標のサインでエントリーサインを見つけるのも有効です。
テクニカル指標とはチャート分析をするためのサポートツールです。
テクニカル指標の中にはエントリーサインを出してくれるものもあります。
たとえば、移動平均線のクロスは有名ですね。
上記はゴールデンクロスですが「買いサイン」とされます。

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テクニカル指標は、チャートだけでは気づきにくい情報をサインとして表示してくれるのがメリットです!
このように、テクニカル指標を使ってエントリーサインを見つけていくのも手です。
FXのエントリータイミングに役立つテクニカル指標5選
僕自身がFXを6年やってきて、「エントリータイミングに役立つ!」と感じたテクニカル指標は次の5つです。
- 移動平均線
- 水平線
- トレンドライン
- ボリンジャーバンド
- MACD
上記5つのテクニカル指標は、順張りエントリーと相性が良いため非常にオススメです。
移動平均線
移動平均線は相場の方向性や勢いを確認できるテクニカル指標です。
エントリータイミングの使い方は以下のように移動平均線のタッチが中心です。
レートが移動平均線にタッチするとそれまでの流れと逆に動く傾向があるんですね。
レートが移動平均線まで下落してきて上昇し始めたら「買い」、レートが移動平均線まで上昇してきて下降し始めたら「売り」を入れます。
つまり、押し目買いや戻り売りをするときの売買ポイントとして役立つのです。
また、複数本の移動平均線を表示させてクロスしたらエントリータイミングにする方法もあります。
上記は「パーフェクトオーダー」という状態です。
パーフェクトオーダーとは、3つの移動平均線がクロスした状態を指します。
- 上昇時:短期・中期・長期の順番でクロス
- 下降時:長期・中期・短期の順番でクロス

副業トレーダー
パーフェクトオーダーは非常に強いトレンドが出ている証であるため、クロスした方向にエントリーすれば利益が上げやすいですよ!
ちなみ移動平均線を複数本表示させる際の設定値の目安は以下です。
- 短期:10・20・25
- 中期:50・75・100
- 長期:200

水平線
水平線はレジスタンスラインとサポートラインと呼ばれる水平線のラインです。
上記のようにレジスタンスラインなら高値と高値、サポートラインなら安値と安値に引きます。
この水平線をレートが超えると相場が大きく動きやすいため、エントリータイミングを計るのに使えます。
水平線は多くのトレーダーが注目しており、水平線の付近には沢山の注文が集まっています。
そうした人たちは水平線を超えないだろうという予想でトレードしているのが大半です。
よって、レートが水平線を超えると「水平線を突破されたしまった!トレード計画が崩れたから撤退しよう」というトレーダーが多数続出するんですね。
そのため、損切り注文が沢山発注されて相場が大きく動きやすいのです。
また、水平線にはレートを反転させたり、レートの動きを停滞させたりするという特徴があります。
その特徴を活かして以下のように、水平線まで引き付けて順行し出したらエントリーという方法も非常に有効。

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それだけでなく、チャートに水平線を引いておけば以下のようにも使えて便利ですよ!
- トレードしてはいけない場所が分る
- 利益確定すべきポイントが分る
- 損切りのポイントを設定しやすくなる
ちなみに水平線を引くポイントは以下の記事で解説しているため、そちらをご確認ください。

トレンドライン
トレンドラインは高値と高値、安値と安値を結んだ斜めのラインです。
トレンドラインはレートを反転させる特徴があるため、押し目買いと戻り売りの売買ポイントの目安にできます。
そんなトレンドラインの引き方は以下のとおり。
- 2点以上を結ぶ(高値と高値、安値と安値)
- ロウソク足の「ヒゲ」の先端に結ぶ
ロウソク足のヒゲというは以下の部分ですね。

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なぜヒゲに引くのかと言うと、欧米のトレーダーは「バーチャート」と呼ばれる以下のようなチャートを使用している人も多いからです。
よって、トレンドラインを引くときは自然とロウソク足でいうヒゲの先端になるんですね。
トレンドラインのようなテクニカル指標が機能するのは、大勢の人が同じものを見て同じ行動を取るからという側面が強いです。
そのため、トレンドラインを引くときはヒゲを基点にして、多くのトレーダーと同じラインになるようにしたいのです。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、相場の方向性やボラティリティ(レートの変動幅)を確認できるテクニカル指標です。
エントリーの使い方は3つあります。
- エクスパンション
- ミドルバンドのタッチ
- バンドウォーク
以下のようにバンドが拡大することをエクスパンションと呼びます。
エクスパンションはおもにレートがレンジ相場から抜けだしたときによく起こる現象であるため、ブレイクアウトが起きやすいです。
そのため、エクスパンションした方向にエントリーすることで利益を上げやすいですよ。
ミドルバンドのタッチは押し目買いや戻り売りで使用します。
ミドルバンドは移動平均線であるため、レートがミドルバンドまで来ると反転するという傾向があります。
よって、押し目買いや戻り売りの売買ポイントの候補として使用できるのです。
バンドウォークは強いトレンドが発生したときに起こる現象で、以下のようにレートがバンドに沿うように移動します。
バンドウォークしている方向にエントリーすればいいのですが、バンドウォークが起こってるときはレートに勢いがありすぎるためエントリーする暇がないことが多いです。
そうしたときは「下位足」を見るのがオススメ。
下位足とは、現在の時間足よりも小さな時間足のこと。
たとえば、現在の時間足が1時間足なら15分足や5分などが下位足です。

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「下がったら買いたい!だけど勢いがありすぎて下がってこない」このような場合でも、下位足を見れば下落してくる場面があることも多いです。
そこでエントリーすればOKですね。
なお、ボリンジャーバンドはレートがバンドに収まる確率が以下だとされています。
- ±1σ:68.26%
- ±2σ:95.44%
- ±3σ:99.74%
このため、上記を参考にバンドを利益確定ポイントの目安にするのもオススメです。
たとえば、+2σは95.44%なため「買い」を行ったときの利益確定ポイントにするといった形ですね!

MACD
MACDは移動平均線を発展させたテクニカル指標であり、相場の方向性や勢いを確認することができます。
エントリーの使い方としてはクロスを見ていくのが基本です。
- 買いサイン:ゴールデンクロス
- 売りサイン:デッドクロス
ゴールデンクロスは底値圏の深い位置で出現するほど信頼性が高いとされています。
デッドクロスは天井圏の深い位置で出現するほど信頼性が高いとされています。
これら2つのクロスを確認し、押し目買いや戻り売り、ブレイクアウトのエントリータイミングにするとよいでしょう。
たとえば、押し目買いであれば、
- レートが下落するのを確認
- MACDがゴールデンクロスする
- レートが上昇し出したらエントリー
という感じです。
また、MACDは「ダイバージェンス」という現象を起こします。
ダイバージェンスとはレートとテクニカル指標の逆行現象のこと。
以下のとおり、レートは上昇して高値を切り上げているのにMACDの「ヒストグラム」は数値を切り下げているというような状態がダイバージェンスです。
ヒストグラム:MACDの2つのライン「MACD」と「シグナル線」の差を表したもの。
上記は、レートは上昇しているもののその勢いが弱まっていることを指します。
そのため、ダイバージェンスは以下のように役立ちます。
- 押し目買いと戻り高値をする際のエントリータイミングの目安
- ポジションを保有しているときの利益確定の目安

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僕がダイバージェンスでよく使うのが利益確定です。
ポジションを保有しているときにダイバージェンスしたら、「レートの伸びに勢いがなくなってきたかも?」と警戒して利益確定の準備に入ります。
FXのエントリータイミングで失敗する3つの原因
「エントリータイミングがどうも上手くいかない」このような場合、僕の経験上、原因は以下の3つであることが多いです。
- 相場環境の把握ができていない
- ツールのサインだけでエントリーしている
- 値動きの方向性がはっきりする前にエントリーしている
1つでも当てはまってしまうと負けトレーダー直行なため、心当たりのある人は詳細を確認して修正できるようになりましょう。
相場環境の把握ができていない
相場環境の把握ができていない場合、エントリータイミングは失敗しやすいです。
なぜなら、以下のような部分が分っていないからです。
- 相場の方向性
- 相場の勢い
相場の方向性が分っていないと、相場の流れとは逆にエントリーしてしまうことがあります。
この状態は激流に向かって泳ぐことと同じ状態であるため、有利なエントリーとは言えず負けやすいです。
相場の勢いが分っていないと、相場が動かないときにエントリーしてしまいがち。
相場が動かないときはレートが伸びませんので失敗エントリーになりやすいです。

副業トレーダー
こうした理由があるため、相場が環境認識の把握は必須。
相場を分析して、初心者の内はトレンド相場のみで勝負するのがオススメですよ!
チャートをパッと見たとき、「あっトレンド相場だ!」と分かりやすいものを選んでいくのです。
トレンド相場は方向性がはっきりしており勢いもあるため、トレンド方向にエントリーすれば勝ちやすいです。
ツールのサインだけでエントリーしている
ツールのサインだけでエントリーしているとまず上手くいきません。
テクニカル指標などのツールは売買サインを出してくれるものの、それだけでは勝つことができないからです。
ツールのサインはあくまで補助です。
それよりも大事なのは素のチャート分析です。
まずは素のチャート分析によって相場の方向性や勢い、エントリー候補の位置などを分析できていることが大前提になりますよ。
ツールの売買サインが役立つのはそのあとです。

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僕自身、初心者のころテクニカルの勉強をした際に「テクニカル指標の売買サインのとおりにトレードすれば勝てるじゃん!」とウキウキでした。
しかし、いざ相場で売買サインのとおりにトレードしても結果はさんざん・・・。
まったく勝つことができなかったのです。
その後は検証と実践をかさね、素のチャート分析ありきでツールの売買サインを使うようにしてから勝率が大幅に向上しました。
値動きの方向性がはっきりする前にエントリーしている
値動きの方向性がはっきりする前にエントリーすると失敗しやすいです。
これは、「待っているとチャンスを逃してしまうかも?」と焦ってエントリーしてしまう人がやってしまうミスです。
素早く入ったほうが成功したときの利益は大きいのは事実。
しかし、「値動きの方向性がはっきりしていない=まだどっちにいくか分からない」です。

副業トレーダー
まだ上がるか下がるか分からない状態であるため、エントリーはオススメできないんですね。
たとえば、戻り売りの場合で考えてみましょう。
以下のように下降トレンド中の戻りによって上昇してきました。
気の早い人だとこの戻りの段階で「やった!戻りが入った!」とエントリーしてしまいがちですが、これだと失敗しやすいのです。
そうではなく、次のように下降し始めてからエントリーしましょう。
上記のようにすれば、相場の方向性がはっきりしてからエントリーできます。
相場の方向性を見てからのエントリーは利益が若干減りますが、それでも勝率は上がります。
トータルの利益額は大きくなるため、焦ってエントリーして負けるよりもずっといいです。
FXのエントリータイミングに関してよくある質問
ここでは、FXのエントリータイミングに関してよくある質問をまとめています。
疑問や悩みの解決に役立ててください。
エントリータイミングを狙う時間足はどれがいい?
エントリータイミングを狙う時間足はトレードスタイルによって異なります。
僕のオススメとしては以下でしょうか。
トレードスタイル |
オススメの時間足 |
---|---|
スイングトレード |
日足・4時間足 |
デイトレード |
1時間・15分足・5分足 |
スキャルピング |
5分足・1分足 |
上記の中からご自身にあったものを選んでいくとよいです。

副業トレーダー
時間足が短くなるほどトレードのスピードがあがり難易度も高くなるため、初心者にはスイングトレードがおすすめですよ!
エントリータイミングが発生しやすい時間帯はある?
エントリータイミングが発生しやすい時間帯は以下です。
- 21時~0時
- 16時~18時
21時~0時は為替市場が最も活発に動く時間帯であるため、エントリータイミングも発生しやすいです。
16時~18時もヨーロッパ市場のオープン時間となり為替市場がよく動くため、エントリータイミングが発生しやすいですね。
そのため、21時~0時と16時~18時を中心にトレードしてくのがオススメです。
トレードスタイルによってタイミングは違う?
トレードスタイルによるエントリータイミングはスピードが異なります。
スキャルピング>デイトレード>スイングトレード
上記のようにトレードスタイルによってエントリーのスピードが異なり、スピードが早いほどタイミングはシビアです。
一番スピードが早いスキャルピングは数秒単位のトレードとなるため、少しでもタイミングを外すとトレードチャンスを逃します。
それに対して、一番スピードが遅いスイングトレードは数時間や数日単位のトレードであるため、少々タイミングをはずしても問題ありません。
なお、エントリー方法(エントリーのやり方の部分)に関してはどのトレードスタイルでも同じです。

副業トレーダー
1分足でも日足でも基本的にチャートの形は同じだからです。
待っているとタイミングを逃すことがあるんだけど?
相場の勢いが強いときなどは、エントリータイミングを待っていると逃すことがありますよね。
たとえば、「ロウソク足が確定するのを待っていたらチャンスを逃した」というようなケースです。
そうしたときは「下位足」でエントリーするのがよいです。
下位足とは、現在の時間足よりも小さな時間足のこと。
日足でトレードしているなら4時間足や1時間足などが下位足です。
相場に勢いがあり待っているとタイミングを逃しそうであれば、チャートを下位足に切り替えて、そこでエントリータイミングを探すのです。
僕のオススメの下位足は以下であるため目安にしてください。
メイン時間足 |
下位足 |
---|---|
日足 |
1時間足 |
1時間足 |
15分足 |
15分足 |
5分足 |
5分足 |
1分足 |
まとめ
FXではエントリータイミングが非常に重要です。
有利な位置でエントリーできるほど、
- 損失を最小限に抑えられる
- 利益を最大化できる
というメリットが得られるからです。
そして初心者は順張りエントリーで勝負していくのがオススメ!
順張りエントリーなら相場の流れに乗ることができ、なおかつトレンド相場で勝負すれば利益も伸ばしやすいからです。
そんな、順張りエントリーの方法は基本以下の2つ。
- 押し目買い&戻り売り
- ブレイクアウト
上記のエントリー方法であれば、相場の流れに乗りつつ有利な位置で入りやすいですよ。
順張りエントリーで重要となるのがトレンド相場の発見。
そのため、チャートを開いたらまずはトレンド相場を探すことからはじめてください。

副業トレーダー
トレンド相場が見つかったらその通貨ペアで、チャートパターンやテクニカル指標のサインなどをもとにエントリータイミングを狙っていきましょう!