今日の記事は、こんな人向け↓↓
- FXGTのシンセティックペアっていったい何なのか知りたい
- シンセティックペアは初心者でも扱えるか知りたい
- シンセティックペアを選ぶメリットはあるのか知りたい

副業トレーダー
こんにちは!FX歴6年のヨシキです!
FXGTには他のFX業者が取り扱っていない完全独自の銘柄ペアである「シンセティックペア」というものが存在します。
聞き馴染みもないですし、どうしてわざわざ「シンセティックペア」というものを作ったのかも気になります。
このような声も聞かれます。

副業トレーダー
僕もよくわからなかったので、とりあえず取引をしてみました。
その経験も踏まえて解説していきます。
- シンセティックペアの取引のやり方
- 初心者でもシンセティックペアは取り扱えるのか
- シンセティックペアは利益を出しやすいのか
シンセティックペアはFXGT独自の銘柄ペア
「シンセティック」とは「合成の」という意味で、シンセティックペアは、「仮想通貨」と「仮想通貨ではない銘柄」を合成しているペアを指します。

副業トレーダー
この場合の仮想通貨は、ビットコインを指します。
シンセティックペアには
- ビットコインと貴金属
- ビットコインとエネルギー
- ビットコインと株価指数
- ビットコインと株式
という大きく分けて4パターンがあります。
そして現在取り扱いの可能なシンセティックペアは9種類あります。
以下がその一覧です。
銘柄 | ペア | 説明 |
---|---|---|
貴金属 | ビットコイン/ゴールド | ビットコインと金の価格を比較する |
貴金属 | ビットコイン/シルバー | ビットコインと銀の価格を比較する |
エネルギー | ビットコイン/原油 | ビットコインと原油の価格を比較する |
株価指数 | ビットコイン/S&P500 | ビットコインと米国の代表的な500銘柄の株価指数を比較する |
株価指数 | ビットコイン/ナスダック | ビットコインとベンチャー企業株の株価指数を比較する |
株価指数 | ビットコイン/ダウ平均株価 | ビットコインと米国の30銘柄の大企業の株価指数を比較する |
株式 | ビットコイン/アップル | ビットコインとiPhoneなどで有名なアップル社の株価を比較する |
株式 | ビットコイン/メタ | ビットコインとFacebook社が改名したメタ社の株価を比較する |
株式 | ビットコイン/アマゾン | ビットコインとアマゾン社の株価を比較する |
以前はビットコイン/ツイッターの取り扱いもありましたが、ツイッター社がX社へと変更になった影響か、現在は取り扱いがありません。

副業トレーダー
とはいえ、仮想通貨のビットコインとiPhoneのアップルとの取引?ダウ平均株価と取引できるの?何のこっちゃって感じですよね、、、。(笑)
色々と説明などを読んでみましたがいまいち理解ができませんでした。
分からなければとにかくやってみよう!ということで実際に取引をしてみちゃおうと思います!
シンセティックペアのトレードをやってみた!
考えるよりやってみる方が色々わかるものです。
シンセティックペアのトレードを実際にやってみましょう。
取引銘柄を選ぶポイント
シンセティックペアは特殊な銘柄ペアなのでどういった基準で銘柄を選べばいいのか迷います。
ここはあくまで、FXと同じくテクニカルに準じた取引をするので自分のやりやすそうなチャート、あるいは双方の銘柄の相関関係の動きを見て選べば良いと思います。
自分のテクニカル手法に沿ってやりやすそうなチャートは、普段FX取引をするのと同じ感覚で選ぶことができると思います。
双方の銘柄の相関関係の動きを見て選ぶ場合は、以下のようなことを参考にしてください。
- 銘柄Aが上昇=銘柄Bが上昇⇛銘柄ABペアは横ばい
- 銘柄Aが下降=銘柄Bが上昇⇛銘柄ABペアは下降
- 銘柄Aが上昇=銘柄Bが下降⇛銘柄ABペアは上昇
- 銘柄Aが下落=銘柄Bが下落⇛銘柄ABペアは横ばい
例えば、ビットコインのチャートが上昇していて、ゴールドのチャートが下降している場合は、ビットコイン/ゴールドのチャートは下降トレンドになりやすい傾向があります。
このような点を参考にして銘柄選びをするのも良いでしょう。
ビットコイン/アップルのトレードに挑戦
今回は割とFXをやっている人ならなじみのありそうなゴールドなどのペアはあえて選ばずに、シンセティックペアならではといった感じの仮想通貨×株式という難解そうなペアに手を出してみたいと思います。

副業トレーダー
ここではビットコインとアップルのペアを選択しました。
チャートが窓だらけ
早速ビットコインとアップルのペアのチャートを表示してみます。
なんだか穴だらけ、窓だらけです、、、。
それもそのはずアップルは米国株式チャートですから、平日の23時半~翌朝6時の間しか取引ができません。
シンセティックペアの取引が可能な日本時間は以下の通りです。
- 貴金属、エネルギー⇛8時05分~翌朝6時55分
- 株価指数⇛8時30分~翌朝6時55分
- 株式⇛23時半~翌朝6時
株式市場の空いてない時間は窓となって表示されます。
これはFXに慣れている人にとってはちょっと異様な光景に映りますね。
参考までにアップル単体のチャートを見てみましょう。

副業トレーダー
FXGTでは株式単体のチャートも見ることができます。
同じように窓は開いていますが、先ほどのビットコインとアップルのチャートよりは見やすい印象を受けます。
次にビットコインのチャートも見てみましょう。(ビットコイン/ドル)
こちらは方向性のない横ばいのチャートになってます。
この2つの(美しいとは言えない)チャートが絡むことにより、一層複雑なチャートを形成してしまうのだと言えます。

副業トレーダー
テクニカル分析をするのはとても難航しそうです。
エントリーチャンスを待つ
今回は、ビットコイン/アップルの4時間足チャートをベースに取引を考えています。
4時間足チャートを選んでいる理由の一つは、不慣れなペアの取引となるため動きのゆっくりな長期よりの時間足での戦略を建てたかったからです。
画像の緑矢印の下落があります。
それに対しての調整波である青矢印を狙ったロングポジションの取引を待っていました。
しかしその後下位足(画像は15分足)も、明確なトレンドや上昇のシグナルは現れずなかなかチャンスは訪れませんでした。
エントリーは難しい
結果、エントリーチャンスは見つけられず、ノーエントリーで閉場時間となりました。
ビットコインとアップルのチャートは非常に複雑で、僕がFXでやっているような感覚でのエントリーは正直難しかったです。
また取引時間が深夜に限られることもキツかったです。
シンセティックペアの複雑さを実感することができました。

副業トレーダー
ちなみに、チャンスがないときは無理にエントリーしないこともトレードの鉄則ですよ
資金調達料をとられる
今回はエントリーをしなかったので、発生しませんでしたがシンセティックペアのエントリーには資金調達料というのがかかるようです。
取引する通貨ペアやレートによって金額は変動するのですが、この資金調達料が4時間ごとに発生してしまいます。
- 9時
- 13時
- 17時
- 21時
- 1時
- 5時
またFXでいうスワップポイントに似ていますが、システィックペアの場合はプラスになることはなく全てマイナスとなってしまいます。
つまり固有の時間や取引量によっては資金調達料で赤字になってしまう可能性もあります。
そのような部分も加味しながら取引をしなければならないため、とても複雑な資金管理と戦略が必要になってきます。

副業トレーダー
FXは資金管理がものすごく大事だと言われていますが、それのさらに何倍も資金管理をシビアにやらなければならないためメンタル的にもなかなか大変です。
シンセティックペアの取引は上級者向き
実際に取引をしてみるとシンセティックペアはかなり難易度が高い取引になるということが分かりました。
今回の取引で気づいた点などを以下にまとめてみます。
資金管理が難しく、初心者には危険
シンセティックペアの通貨はビットコインを基準にしています。
そのため1ロットが1BTCの価格であることなど、実際に取引している金額が円やドルなどなじみのある通貨(FX法定通貨)に換算するとどれくらいになるのか?などが分かりづらいです。
また、資金調達料がかかること、平均スプレッドがFX法定通貨のスプレッドと比べても広いことなど資金管理に関してもとても複雑になります。
普段のFXと同じような感覚でやっていると想定外の損失を被る可能性が高いと思います。

副業トレーダー
初心者には向いていない取引と言えるでしょう。
まずシンプルなFXを理解できていないと難解
少なくとも法定通貨のFX取引で安定した利益を出られるような技術を身につけてからでないと、シンセティックペアの取引は難しいでしょう。
トレードを始めてみようと思っている人が、シンセティックペアから始めてみようとするのは難易度が高すぎるため絶対にやめた方がいいと言えるレベルです。
取引時間、手数料、チャート、資金管理など法定通貨のFXでしっかりと理解をして、後にシンセティックペアの学習を始めていくという段階が必要となりそうです。
各市場の動きを読む上級者トレーダー向け
いわゆるチャートを見てテクニカル分析をしてトレードをする手法よりも、各通貨銘柄の相関関係や、相場の勢い、情勢などを加味したファンダメンタルズ分析に近いトレードがシンセティックペアの取引には向いているように思えます。
例えば富豪による大量の仮想通貨売却でビットコインは下降している傾向にあり、注目の新商品の発売でアップルの株価が上昇しているといった場合に、長期保有でショートエントリーする、などといった手法の方が良いでしょう。
また、ビットコインを基準としたペアとなるため、ビットコインの動向に常に注目していることがシンセティックペアの取引の鍵となりそうです。
まとめ:シンセティックペアをやる大きなメリットは感じられない
シンセティックペアの取引は上級者向きではありますが、上級者の方でもわざわざやる必要はないかもしれないなという印象がありました。
ただし面白い動きをするチャートであることは間違いないですし、FX⇛株式⇛仮想通貨などを経験した上でシンセティックペアをやってみると思いがけない発見や気づきを得られるかもしれません。
シンセティックペアに関するチャートはMT4・MT5上でいつでも簡単にチェックができます。
初心者の方はチャートに目を通しているだけでも勉強になるので試してみてください。

副業トレーダー
ただし実際の取引を試してみるときは取引条件などいつもよりもよく注意してエントリーしてください。